2014年4月18日金曜日

田んぼの開墾

話は少し戻って、4月の6日。苗を育てねば、、と重い腰を上げた。ゴールデンウィーク後には、畑作業を開始できる陽気になる。それに向けて今から苗を用意しておくことが必要。

時期になれば、近くのJAに行けば、苗が特設コーナーができて、多彩な野菜苗が売り出されている。が、これまでの経験から言えば、苗にするのが野菜作りのお折り返し地点。長いマラソンの中間地点なのだ。野菜作りを自負するなら種から始めなくては、半分しか努力したことにはならない。

まあ、それらで畑を埋める苗を買うとすると相当な金額になるのも大きな理由だ。


ということで、昨年採取した種をパレットにパラパラと。この一粒が、30個40個のトマトになるかと思えば、なんとも不思議な気分だ。

さて、昨年はいろいろな理由から米作りはしなかった。全てのご飯はスーパーから購入した1年だった。今年は、全ての米は自己調達目指す。

二つの田んぼの話が、正月の頃に舞い込んだ。そのうちのひとつが以前通った自然農の学校のOBさんたち。卒業生達が集まって独自に田んぼで米を作るのだと言う。これまでも別の田んぼでやっていたのだが、今年は心機一転、新しく田んぼを借りて一から始めると言うことで、仲間にいれていただくことに。


その田んぼに行ってみれば、のどかな感じが漂う里山の一角。家から約8km。車で7~8分の距離。聞けば、20年間休耕地だったとのこと。でもチャンと草刈りはされているようで、田んぼ自体は荒れてはいない。ただ、周りに木が育ち、水路は埋もれてしまっている。アゼの保水能力は全くの未知数だ。

それを整備しながらの稲作りとなる。どうなるか。頑張ります。

2014年4月17日木曜日

高遠のさくら

前夜、実家から突然の電話。曰く、母親が心不全で意識不明、緊急入院、、、と。

約束事を全部キャンセルして、朝一に車で実家の愛知に向かった。7時に出れば11時前に到着する心づもり。気は急くがここは一番安全運転、、、と中央高速に乗り巡航速度。

伊那の辺りを進んでいると、またまた突然の電話。曰く、意識がもどり容態も安定、、、と。んん~。どうする、、、進む、戻る、、と選択を迫られた、、、、。

実は春はとても忙しい。母には申し訳ないけど、戻ることしよ、、、。そして、、ただ戻るのはもったいない。場所は伊那。時は春。桜満開ともテレビでたまたま見ていた。帰り道、高遠に寄ろう、、、誠に不心得的な発想が出てしまった。

伊那北インターを出て一路、高遠城址に向かった。近くは既に渋滞が始まっていた。多くの交通整理係の人が道に出て案内。公園の駐車場は満車です。こちらの無料駐車場をご利用下さい、、と。無料の言葉に弱い当方は迷わずその誘導に従った。

歩いて上り坂を上ること約15分。無事城址公園に到着。まあ見事なコヒガンザクラだ、見渡す限りの。丘の上の敷地に覆う桜の木々。その花びらで空も見えず。ピンクに覆われた空間だった。

移住して5年。一度もこの時期にここを訪ねたことが無かった。近いのだらから一度は行きたいと思っていても、春はとにかくやることが多いのだ。


そんな俺達に、母親が与えてくれたひと時の休息。感謝

2014年4月16日水曜日

冬越し玉ねぎ

お正月に実家に帰った折、庭の片隅に置いてあったコンクリート製の流しをいただいてきた。これは確か高校生のころか、今は亡き父親と買いに出かけた思い出のもの。家に運びこんだ時、ぎっくり腰になった。当時オヤジは多分50歳ぐらい。16から~17歳のヤングマンの腰が先に音をあげたぐらい重量感たっぷりのヤツだ。


原村の地に、据えられて、野菜や農機具を洗う野外流しとしてセカンド・ライフを授けられた。

野菜ガーデンで、昨年はナスが不作だった。曰くナスは水を必要とするらしい。元来自然農では、基本的には水やりはしない。が、全てのことに例外あるように、ナスもそうなのだ。特に昨年春は雨が少なく日照りが続いた。それが不作の大きな原因と読んだ。

今年は、このコンクリート製流しに水をため、それを近くに植えるだろうナスに供給することを計画する。水は、これまた近くにある我がお風呂の水をホースで導入する。実にエコな発想と自画自賛。


予行演習として、水を張っておいたらそこに氷が張っているのを発見した。ニュースでは桜が散る地域のある今日この頃、当地原村ではまだ薄氷だ。写真は今週月曜のこと。ゴールデン・ウィークまでは霜を覚悟しなくていけない地域なのだ。

ところで、昨秋に植えておいた玉ねぎやニンニクたち。どうなっているか気にはなっていたが、なかなかチェックできずにいた。たかだか車で8分の畑なのにどうも足が遠のく。意を決してついでの用があったので畑に寄ってみた。


そこに、ちゃんと玉ねぎたちが育ったいた。

2年前は5勝95敗ぐらいの成績だった。200本植えたのに霜で浮き上がってしまって取れたのは10個以下。今年は霜対策の藁や枯れ草できれいに覆っておいた。深い雪も保温に寄与したのか。ほとんど全数が育っている様子だ。

通常なら春に肥料を撒くのだが、自然農は、秋に米ぬかを撒いておいた。冬の期間を使って分解された有機物が肥料としてこれから働いてくれるはず。6月の収穫が楽しみ。


2014年4月13日日曜日

村民の森2014

原村にも春が来た。まだ桜の開花は先だけど、雪はほとんど溶けて茶色の地面の下から緑がちらほらの状態になってきた。

本日は、近くの村民の森にスタッフが集合。今年の整備計画をするための下見をした。大雪のせいで、弱っている樹木は、その重みのため立っていられなくなる。例年より倒れたり、傾いたりしている木々が目立つ。伐採が必要なものに目印をつけて、時期を見て間伐をすることになる。

村民の森を示す看板も、経過する時間に勝てず痛んできていた。本日それも更新。シラカバの小枝でなんとも起用に文字を作ってきたスタッフさん。インパクトドライバーで打ち付けて完成。



森を散策すると、貴重なオブジェを発見。真っ白なタヌキだ。残念ながら絶命していた。交通事故だろうか、前足付根に損傷の跡がある。骨折しているのだろうか。



この白いタヌキ。なんどか目撃されていて、我家の近くにもその存在をしらせえる立て札が立っていた。これをそれだったのか?まあ、残念な発見の仕方だった。冥福を祈ります。

さて、来月は、この村民の森のイベントとして「食べられる野草観察会」を企画している。森で採取できる野草を採って、その場で調理して食べてしまおうというもの。実は運営担当を当方がおおせえつかっている。天ぷら、おひたし、そしてご飯に炊き込むなどを予定している。参加希望は原村ホームページにて詳細を!