2012年1月31日火曜日

安全講習会

先日の怪我人発生を受けて、スキーの安全を再度確認しよう、インストラクター対象のスノーアカデミーによる安全講習会があった。


主体はスキー経験者の班にて発生するだろう事故が対象なので、ほとんど初心者担当の当方としては、あまりお呼びじゃあない感じ。だけど知識としては無駄にならないと積極的な気持ちを持っての参加だ。

ここ富士見パノラマリゾートスキー場は大きく3本のゲレンデから成っている。初心者用ファミリーゲレンデ、初心者中級者用センターゲレンデ、中級者上級者用3kmダウンヒルだ。3kmダウンヒルは、複数のゲレンデ分かれていてそれぞれに名前が付いている。

中でもリンデンは、そそり立った壁で、少しは滑れる中級者じゃあ、ビビっちゃうことがあるらしい。そんな時インストラクターとしてどうするか。以下の対処から選択だ
  1. 事前に生徒の技量を見極めて、ダメと思ったらリンデンに近づかない
  2. 精神的に支える。「気を落ち着けて」「ゆっくり行こ」「大丈夫」などの声掛け
  3. バックボーゲンで支えてズルズル滑っていく
  4. 横滑りで連なってズルズル滑っていく
スキーを外して歩くのは返って事故の元とのこと。スキーブーツじゃあとても歩けたものじゃあないとの指摘だ。3番4番のチョイスをインストラクター間で実施してみたけど、バックボーゲンをする方は楽だけど、支えられる方が逆に怖い。つまり生徒はより怖さが増す感じで、これじゃもっと怖くなってビビっちゃうじゃん。まあ、実質的なやり方は、生徒を山側に支えてズルズル横滑りしていくことかな。


でも一人ならいいけど、二人がビビっちゃったらもうお手上げだな。ここのスキー場3kmダウンヒルは迂回コースがないのが、ほんとつらいなあと思うのだ。

その他、事故発生時の対処についてパトロールの人のしゃべりが1時間ほど。

事故発生時はまずは安全の確保。これ以上事故が拡大しないよう。そしてアピール。後続が飛び込んでこないようにスキー板をバッテンに刺す。近くの人に助けを依頼。パトロールに連絡。必要なら怪我人を安全な場所に移動。班の他メンバーへの指示などなど。一連の手順をちゃんと踏みましょう。

まあ、事故のないことが一番です。安全に安全に。

2012年1月27日金曜日

先生は大変 やっぱ

先日の続き。身勝手な行動満載グループは恐るべしだ。「滑る時は先生が先頭ですよ」の声は届いていても、簡単に踏みにじられた。「先生より絶対に前にでない」と何度言っても、その場は「はい」と返事はあるが、しばらくすると前に出ている。それは決まった女子二人。

同じ班の男子4名はなんとも大人しく素直。別の二人の女子も聞き分けが良い。チョット音無しの構えの気があるけど。


進む方向とスピードをコントロールすることが、グループを率いて安全にスキーを滑るためには必須であるところ。常にインストラクターが進行の先頭に立ち、班を導くこと。生徒の勝手な滑りはスノーアカデミーで特に戒めている。その大前提が脅かされることは、正に恐怖だ。

二日目の最終滑走で、その女子二人が奇声を上げながらの大暴走。ゲレンデ下に見える学校の先生目掛けて滑っていく。口じゃあ「止まらないぃ~」とは言っているが、実はスピートコントロールする術は充分に身に付いていること明白。これが、彼らのアピール方法なのだろう。先生のまわりには、スキーを終えた他の班が群がっている。二人を追い越し、両手を広げてスピードを緩めることになった。こちらも大声を上げたので多くの人が顔を向けた。なんともカッコの悪いこと。

レッスンを終えてのインストラクターミーティング。先輩同僚がニヤニヤして「大変だったねぇ」って慰めてくれた。ほんと大変だった。どうも他の班でも似たり寄ったりの状況だったようで、反抗的な態度が多かったよう。これが学校の空気なのだろうか。

見ていると生徒は先生でもタメ口が多い感じ。先生に雪をぶつけたり。先生生徒の関係よりお友達のようなイメージなのは気のせいか。

最終日のインストラクターミーティング。今回怪我が数名発生。加えて「本日は体調不良で途中休みをとる生徒が続出でした。聞き取りをすると、どうも体調よりもスキーが楽しくなかったようです」とのこと。そう言えばあの女子二人も「吐きそう」って朝一で言ってなあ。スキーなんかやりたくないとの気持ちを持っての参加なのだろうか。

そんな生徒たちを率いる学校教師っていう職業はやっぱ大変。自分勝手行動満載の生徒に加え、モンスターペアレンツが存在し、体罰は許されないとしたら、先生の立つ瀬が無いよなとつくづく思う次第だ。教師の権威はどこへ行ったのか。

2012年1月25日水曜日

先生は大変

中学校のスキー教室(正式には自然教室というらしい)は、一日目は午後から、二日目終日、三日目午前中という日程で行う。中学1年生の生徒さんたちとは三日のお付き合いとなるわけだ。

まあ、生徒は千差万別いろいろなタイプがいて、ある意味興味深い、、、、、が、スキーレッスンを進めるにあたって実害が出てくるとそうとばかり言ってられない。


例えば、担当班のメンバーリストに「運動が苦手なグループ」とある。会ってみると8名の内3人がポッチャリタイプ。これはチョット肉体的に頑張らりゃないかんと予想。そしてそれは的中し、その3人揃いも揃って転んだら自分で立てない。持ち上げる時に「うんっとこしょ」と気合を入れないとね。他のメンバーも日頃運動不足なのか非力で股関節が硬い。なかなかボーゲンの形が身につかない。でも、他の班が上達して別のゲレンデに行っちゃった後の空っぽのゲレンデ。直滑降で思う存分滑って満足したね。

別のグループ。今度は音無しの構え。何を言っても反応が無い。分かったのか分からいないのか。楽しいのか辛いのか。表情不明。まあ、ニット帽を深くかぶりゴーグルをしていれば顔の表情は見えないけど、反応の言葉や態度が普通あるでしょ。それが微弱なので、チョット不気味。でも最後に、感想を一人一人聞けば、楽しかったとの反応だった。

そして、今回。身勝手な行動満載グループ。人の話を聞いてない。 止まる練習のはずが、ゲレンデを延々と滑って行ってしまう。振り向けば、雪の上で寝ている奴がいる。うまくいってもいかなくてもキャッキャと高笑い。「先生、早く滑りたい」「もう疲れた」「スキーが履けない」ほんと疲れるのはこっちだよ。「滑る時は先生が先頭ですよ」の言葉は届いたのかどうか。明日が怖い。

時々、神様は不公平と思う。すべての子がスポーツ万能で、素直で頭脳明晰にしてくれれば良いのに。そうはしないのか、できない神様側の事情があるのでしょう。

そんな子供たちとも、我々は三日も付き合えば、おさらばの立場。我慢もできよう。が、彼らと1年から3年の長きに渡って付き合っていく学校教師は、ほんと大変でご苦労な職業だと思う。感謝。

2012年1月21日土曜日

天井部材加工

天井の部材である合板が先日配達された。1年以上も前に注文して既に支払いを済ませた分で、これまで資材屋さんの倉庫に眠っていたものだ。100枚単位だと割安になるというので当面使う予定はないが、いずれは使うでしょ、、という読みだった。

注文が震災前だったので、値段も安めなこともラッキーだった。今回この分を天井の部材として利用することにする。現場は2階なので、実に50枚もの合板を持ち上げる作業は大変。だけど資材屋さん、二人で来てサッサと運んでくれた。感謝です。

さて、この合板を事前に塗装してから、天井に張るという作業手順。本来合板は下地として利用されることが多いが、今回はこれを最終仕上げ面とする。予算的に有利だし、作業工程も相当簡単になるのでね。

合板には製品表示のスタンプがしてあるので、これが浮き上がってこないようサンダーで削り取る。そして、縁をトリマーで面取りの作業を本日始めた。面取りは、天井に貼った時に継ぎ目がピッチっとは収まらないだろうから、面取りをして境界線を太くする効果がある。これにより、アラが目立たなくなるという、大工さんの工夫なのだ。


合板を一枚一枚トリマーで面取り、スタンプをサンダーで削ってさらに全体にも磨きをかける。このひと手間が綺麗な仕上げにつながると期待して地道に作業。ホコリにまみれて頑張りました。

2012年1月20日金曜日

富士見小学校スキー教室

本日は地元富士見小学校のスキー教室。一年二年の生徒たちが学校から歩いてスキー場にやってきた。


スノーアカデミーとしては、スキー場維持に多大なる恩恵をいただいてる地元のみなさまに少しでも報いるために最大限のサービスを提供したい。我々インストラクターとしても、地元から将来オリンピック出場できる子がいれば、、、、と

担当は二年生6名。まあ、人懐っこい子達で、遠慮というものを知らない。物怖じもしない。すぐに仲良しに。先生、靴が履けな~い。スキーが履けな~い。ストックとってぇ。ゴーグル持ってて、、、、、と矢継ぎ早の要求だ。

歩いても来れるスキー場なのに、実は担当した子供たち、スキーをするのは今度で2回目。一年前のスキー教室でやったきりなのだという。ハの字で止まることも覚束ない感じだ。

でも、ちょっと背伸びをして、スキーを履いて30分、リフトに乗った。おっかなビックリだけど、なんとかなるもの。全員があっという間に、スイスイと。「曲がる方向に腕を出してぇ~」と言うとグィーっと曲がってくる。「もっとスピード出してぇ~」とドンドン滑りましょ。

2年生諸君、難しいスキー技術説明しても、理解不能だし、第一聞こうという気持ちより、滑りたいと気持ちのほうがはるかに優っている。滑ってりゃ自然に体で覚えるもの。

平日の今日、空いているゲレンデを広く使って、いつもはできない放牧的スキー教室を行いました。とても楽しかった。

2012年1月19日木曜日

運転免許証更新

 5年ぶりの運転免許証の更新。更新講習会なるものに参加。これが心底プリプリものだった。

 まずは、「あなたの違反履歴はこれこれ、ですから今回2時間の更新講習会参加が必要です」と情報開示があってしかるべき。開示せずに講習会参加だけを求める事に納得がいかない。

 多分、過去5年間の違反履歴が2回ということが問題なのだろう。自分の記憶をたどると、一度目はシートベルト未装着。これは、半分はしようがない。もう一件は九州自動車道でのスピード違反。詳しくは以前のブログに書いた。納得のいかないスピード違反、1年以上経った現在に影響が残っていること、そして、その時の悔しさが蘇って来たことでまたまた腹が立ってくる。

そのおかげで、優良運転者剥奪。そして免許の有効期限が5年ではなく3年だと言う。さらに聞きたくもない内容の講習会。30分のビデオ観賞に、偉そうに喋くる怖い顔のオヤジの90分に及ぶ話。ほんと辛い2時間でした。

 警察署3階の大会議室。参加者は私以外に15名ぐらい。講義中誰一人質問、発言、私語を発する者はいなかった。講師の上から目線の声が頭の上を通り過ぎる。


せめてもの抵抗ということで、最前列の講師真正面に座って、ずっと下を見ていた。「はい、手元の資料ページ5ページを開いて下さい」の声とは別のページを開いて。きっと、反抗的な生徒はこんな気持ちで学校生活を送っているのかなあ、と想像する。

講師には同情すべき点もある。仕事とは言え、態度悪い参加者を前に90分も喋らなくちゃならない。テストがあるわけでもなし、相手が聞いているかどうか確かめる方法も無く、ただひたすら喋らくなくてはならない訳で、一日の達成感っていうやつは最低だろうな。御苦労さま。


まあ、なんとか更新を完了して新しいICカード免許証を手にした。

5年間で2回以上違反すると、またまた免許の有効期限が3年だという。そうすると自分の場合、3年後の次回免許更新までに一回でも違反すると即3年免許と言う事。また腹が立ってきた。

教材資料を警察署のごみ箱に捨ててくれば良かったと、帰宅後後悔した。

2012年1月9日月曜日

スキーのお仕事

今年も始まりましたスキーのお仕事。場所は富士見パノラマ・リゾート。中央高速諏訪南インターから7分というアクセスの良いスキー場だ。我が家から15分もあれば充分。

5日は研修ということで、午前中はDVDを見ながらのスキー初めての人に対する指導方法のお勉強。午後は雪上で実地訓練を受けた。


スクール側の方針としてインストラクター2年目の人も、今年から始める人と同じ研修をすることだそうで、去年受けた内容と全く同じ。申し訳ないけど、チョット退屈。

6日から三日間の講習開始。川崎市の中学1年生の子達だ。今回は女子ばかり10名が当方の担当。素直で飲込みの良い子ばかり。とてもスムーズにカリキュラムが進められる。1日目は午後からスタート。その2時間が済んで、ボーゲンで止まることができるにまでなる。二日目朝にはもうファミリーゲレンデのリフトに乗って、スイスイ、時々コロコロと滑ってくることができる。

後は楽しく滑りましょ。でも、時々は技術的な事を言わなくちゃね。てな気楽な感じ、、、にしたいのだが、、、問題は当方の体力。夏の間何もしなかった我が身、予想通りヘトヘト状態。輪をかけて風邪をもらって、第一日目は帰宅と同時にダウン。二日目辛うじて勤務全う。三日目をヤッとのことで完了。何とかなりました。

本日は休養日で少し余裕が出てきた所で、また明日から頑張ります。

2012年1月4日水曜日

手紙 親愛なる子供たちへ

実家に帰省の折、PCを借りて高校時代の集まりの宴会場所をチェックしていた。ふと顔を見上げると毛筆で以下の詩が壁に貼ってあった。

実は兄夫婦といっしょに住む母の認知症が進んでいて、家族はこの数年その介護に苦労をしている。本人も確信はないもののある程度は自覚しているようでとても苦しい思いをしている。この世代の人達は戦争を体験し、戦後を体験し、体を張って頑張って働いて今の生活をやっと手に入れたのに、老後もまた苦しい思いをしなくてはならないのかとの思いだ。

本人も辛いが、その周りの人も大変な苦労だ。子供がえりしていて、自分の要求が通らないとなると実力行使。大声で叫んだり、物を投げたり、暴れたり。お世話するのは精神的にも肉体的にも大変。怒りを抑えるのもひと苦労だ。

その状況を、少しでも改善しようとこの詩を壁に貼って眺めて、自らを沈めているのかと想像すると本当に頭が下がる思いだ。


手紙 親愛なる子供たちへ

年老いた私がある日まで私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても靴のひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時間で話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の
あたたかな結末はいつも同じでも
私の心を平和にしてくれた
悲しいことではないんだ消え去ってゆくように見える
私の心へと励ましのまなざしを向けて欲しい
私の姿を見て悲しんだり自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらいことだけど
私を理解して支えてくれる心だけを持って欲しい
きっとそれだけでそれだけで私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供へ



兄に尋ねたら、これは歌だと教えてくれた。

帰ってインターネットで調べると、元々はポルトガル語で書かれた詩があって、それを訳してメロディーをつけたのだと言う。壁に貼ってあった詩は原詩とはチョット違うところもあるようだけど、気持ちは十分通じる。樋口了一というシンガーソングライターが歌っている。しばらく当方のBGMにさせていただきます。

2012年1月2日月曜日

初詣

元旦の昨日は諏訪大社春宮にお参りしてきた。ものすごく混雑しているのだろうとの予想を裏切り、人はチラホラ。なぜだろう?


市役所駐車場が無料駐車場として解放されているとの看板を見て、まずは車を停めた。最寄りの駐車場はきっと順番待ちだろうからと。大社まで1キロはあるんじゃないの、という離れた場所だ。無料だし、しょうがないよねとテクテク。

大社が近づいても、我々以外歩く人もなく、チョット不安。到着してみたら、やはり人はほとんどいない。昨年は諏訪大社上社本宮、そこはお参りまで30分以上並んだよな。でも今年はすっすーっと本殿前に。お賽銭を入れて、二礼二拍手一礼。

帰り、車で下社秋宮の近くを通ると、そこは屋台が延々と並んでいて、人もぞろぞろと。初詣はどうもコチラがメジャーらしい。まあ、やることはやったということで、我々はそそくさと帰途につきました。

さて、本日は最寄りの氏神さまにお参り。津島神社だ。原村中新田区の中心に位置している。


行ってみたらこちらも人っ子一人おらず、誠にスムーズな初詣ができました。きっと今年はなんでも支障なくスムーズに事が運ぶ良き年になるでしょう。


 本日午後から雪が降りだした。積もる気配。明日は雪かき出動か。

2012年1月1日日曜日

2012年のスタート

本ブログのスタートが2008年の新年だった。スタート時は移住先はどこになるかほとんど白紙。その状態から土地を決め、家を建てた。そして生活の基盤ができてきて現在となる。この2月でこの家に引っ越して2年となるのだと、改めて歳月の流れを感じる。


まだまだの状態であることで、ある意味反省の今日この頃だ。当初はセルフビルドで、1年もあれば建物はできあがるだろうと高をくくっていた。ところが、二階は内装の途中。別棟の木工工房も建築途中と、なんとまあ中途半端な状態から抜けられないでいる。

「楽しみは長いほうが良い。」「じっくり丁寧にやっているんですよね」と優しい声をかけてくれる方もいらっしゃるけどねぇ。自分でも実はそろそろじれてきていて、はやく完成して次の段階に移りたいとの思いが強くなってきた。頑張りますよ、今年は。