2010年1月31日日曜日

引越し最終フェーズ

 こちら原村のアパートに引越しをしたのは1年2ヶ月前だった。その時、横浜にもアパートを借りた。子供たちが当面住むし、我々夫婦も度々そちらにも用事があるとの思いだ。子供たちもそろぞれひとり立ちをしたし、こちら新居に置き場ができたので、とりあえず横浜のアパートは引き払うことにした。

 トラック一台分に納めるよう、かなりの量の持ち物を処分した。リサイクル業者さんやごみ処理業者さんのお世話になりました。でもまだ充分使えるエアコン、ガスストーブ、洗濯機などを処分するのは心が痛む。前回の引越しでも感じたけど、賃貸アパートの設備には関しては、家にこれらのものが付帯することの方がごみ問題解決に寄与するように感じる。

 アパート引渡しで管理会社のチェックによると、タバコの所為で一室の壁紙を全部張替え、玄関とキッチンも同様であるとのこと。それにより、敷金1ヵ月分に加え1ヵ月分ぐらいの追加が必要との査定だ。これにはちょっと納得が行かないと、その場では合意しなかった。家主さんとの協議をしていただくことで保留に。後日その結果を聞くことになる。

 大体、借り手が変わるたびに、襖や畳を全部交換し、壁紙の新品かそれに準じるものするなどの処置が必要なのだろうか。そのような家作りに問題があるし、その負担の借り手に負わせることで良いのか、と問題定義したい。

 親切にも工務店さんがトラックを貸してくれたので、それで横浜までドライブ。この種の車は学生時代のバイトで乗っていたおかげか、感覚がすぐに戻った。ディーゼルなので力強いけどスピードは出ません。高速道路でいっぱいに踏んでも110kmでれば良い方。荷物を積んだ帰路は90kmがやっと。ほとんどは80kmで左端をじっと我慢のドライブでした。

 原村のアパートも2月10日に引き払う予定。これで3ヶ所の住環境の重複を一本化でき、気持ちとしては楽になります。
 

2010年1月27日水曜日

仮設流し台

 2月の引越しを前に生活環境を整える作業が急ピッチで進んでいる。水回りの設備が現在の作業の中心。バスタブの据付けが本日完了。明日から風呂洗い場の床タイルの敷設が始まる。三日ほど掛かるらしい。

 ユニットバスなら全体を据え付けて作業はお終いなのだが、洗い場にも例のオンドル・エコを敷設したので、全部を造作しなくてならない。こうする事で、洗い場も暖かい環境にすることができる。寒くない家作りのための投資である。

 それとは別に水回りの設備として、台所の流し台は施主支給ということで、当方が調達することになっている。ここでもシステム・キッチンを導入すれば事は簡単だのだが、田舎暮らしの雰囲気になじまないし、コスト的にも厳しいものがある。ということで自作のキッチンを計画している。

 設備屋さんからは、流し台やトイレの手洗い、洗面所のシンクはどうしましょ?と迫られる。彼らとして、一度で水道や排水の設備の配管作業を終わらせたいと思うのは当然だ。問題は、それを作る身は夫婦2人分しかないこと。デッキをつくり、壁を塗り、床を張りとやることはいっぱいだ。

 という状況で、本日、当面利用する台所の流し台を急遽作製。手近にある材料を組み合わせて、ここしばらく使うものとして組み立てた。希望としては、3ヶ月ぐらい使えれば良いとの思い、その間にちゃんとしたキッチンを作るつもりだが、どうなるか。
 

2010年1月26日火曜日

就農準備セミナー

 原村の広報誌が毎月届けられる。原村の動きを知る貴重な情報源だ。今月号に就農準備セミナーがあるとの記事。諏訪農業改良普及センターやJA信州諏訪を始め各機関の共同の主催だ。電話をかけて聞くと誰でも参加可能だそうだ。

 セミナーは、夕方6時半から実に2時間も時間をかけて、就農までのステップ、農業関連施設、制度など「就農を決断するまでに知っておきたいこと」との副題がついている。自分にもできるのかどうか全く自信はないが、参加費無料と言うことなので情報収集として気楽に出席することにした。

 当日、参加者は6~7名。説明者約10名と言う感じの陣容だった。始めに「農業とは経営者です」と。そして投資が必要です。経営が起動に乗るには3年から5年かかります。まずは農業は簡単ではありませんよとの厳しいメッセージ。んん~やっぱ厳しいね。

 出された情報で特に気になったのは次のデータ「10aあたりの農業所得見込み」だ。農業売り上げから経費を引いたお金だ。平成21年長野県農業経営指数から抜粋とある。

 水稲:31,129円
 セルリー:513,340円
 ダイコン:66,805円
 キャベツ:61,575円
 トマト:1,164,774円
 スイートコーン:41,898円
 カーネーション:1,517,230円
 トルコギキョウ:696,906円
 ふじ:176,298円

米作りはとても厳しい数値です。これじゃ米を作る気はまったく湧きません。10aとは、約300坪(一反歩)だそうだ。年間200万円の収入を得たかったら、19万坪もの田んぼでなくてないけない。データは正しいのだろうか。それが現実なのか。

 セミナーはホウレンソ、ブロッコリーなどの野菜やリンドウ、菊などの花など具体的な農作物ごとに、年間労働量、収穫時期、売り上げ期待値、経費など説明が続いた。やはり、生半可な気持ちじゃ飛び込めない世界だな。

 でも、セミナーの終わりに「個別相談の希望者は、用紙に記入して申し込んでください」との呼びかけに、「お願いします」と申し込んだ。担当者曰く「相談しても就農を断念する人も多いですよ。まずは相談しましょ」との言葉をいただいたので、気が楽になりました。
 

2010年1月25日月曜日

上川 - 白鳥飛来地

 昨日は久々の休日。今年になって毎日建築現場に出かけて、コツコツと言うかノロノロという言うべきか、とにかく何かをやってきた。ほとんど休み無しだ。でも、職についていないのだから、働いているわけじゃあないけど、同じことを続けているとやはり息抜きは欲しくなる。

 たまたま、早急に小さな流し台を調達しなくてはいけなくなったので、諏訪のリサイクル店に出物がないかチェックに行きながら、買い物に出かけた。その帰り、上川にある白鳥飛来地に寄った。

 日曜日であるためか、かなりの人が白鳥を見ていた。子供づれやおばさまたちの集団、カップルなどさまざまなグループだ。仮設小屋があって、そこで袋の詰められたパンの耳が売られている。それを買ったお客さん達が、川に投げると、白鳥や鴨たちが競って食べる。のんびりした日差しに照らされて、ゆったりした時間となりました。

 目的の流し台はリサイクル店にはなかったので、ヤフーオークションでゲットすることにする。2月に新しい家で生活できるようにするために、水場は必須だ。
 

2010年1月21日木曜日

電気主幹工事

 全国的な雨模様の今日、原村も雨でした。雪も急速に解けている。でも夜に凍っちゃうだろうな。デッキ工事は一休み。寝室の壁塗りの下準備作業を行なった。その模様は後日に。

 デッキ作りに際して、あるこだわりによりスノコ留めを少し面倒な方法にした。普通はビスやクギを上から打つ。作業も簡単だ。横浜でデッキを作ったときのこの留め方だった。問題はこのビスに雨が溜まり、ここから腐ってくること。これがデッキの寿命を短くする。その経験から、今回は下から留めることにしたのだ。でも、これを一人でやると板がビス打ち込みと共に浮き上がってしまう。板を押さえながらのひとり作業はとても大変なのです。

 そんな折、茅野市住民の助っ人と白州住民の助っ人が交互に駆けつけてくれた。感謝です。一人でやるより2倍以上のスピードが出たと思うのです。そして、でき上がりつつあるデッキの表面がスムーズな様子に大満足です。

 本日は、電気の主幹工事が来た。2月に引越しをするので、それに向けて徐々にいろいろな設備が整いつつある。現在は仮設電気が通じているので電源はあるが、100Vのみ。容量も少ないので暖房のオンドルは限られた区域で、暖かさも半分の状態。フルパワーになるのも間もなくだろう。170アンペアとの容量なので、架設される電線もかなり太いぞ。料金がどうなるか心配がぶり返す。

 見ていて思ったのが、その電線の色。なんで青なの! かなり目立つよ。これじゃ景観ぶち壊しだ、と電線地下化大賛成派の夫婦は、ひとしきり文句を言い合った。彼らに聞こえないようにだけど、、、。夫婦は小心者でもある。
 

2010年1月19日火曜日

全快間近

 左手親指の怪我をして3週間。12日に抜糸をして1週間が経った。今日は経過を見てもらいに病院に行ってきました。順調な様子で安心。最近は左手でも物をつかむことができ、水仕事も再開している。先生の説明によると、人間の皮膚は4週間で再生するとか。くっ付くのに2週間掛かるので、合計6週間で全快するそうだ。2週間後にもう一回診ていただくことになった。

 最初に病院に行った時に、先生がテレビ出演するとの情報をキャッチ。ビデオをセットしておいたら、無事録画できた。

 今日その話を持ち出したら、撮影の様子などでちょっぴり盛りあがりった。番組は真面目な内容なので、先生の良い面が出せないのが残念と感想を言ったら、周りの看護士さんたちもうなづいている感じだった。シリーズの放送なので金曜日までご出演の予定だ。

 閑話休題。建材は、これまでホームセンターが主な調達先だった。だけど工務店さんが茅野市にあるあさひやを教えてくれた。主にプロを相手にしている感じで、チョット敷居が高いと思っていたが、行ってみるとそんなことは全くなく、我々素人にも親切に対応してくれる。品揃えはホームセンターとはレベルが段違い。先週土曜にも根太受け金具という物を買いにいったのだけど、その日は在庫が充分でなく、止む無く後日出直しになった。

 今日、電話で入荷の確認をすると、「先週来たお客さん?」って聞いてきた。正式に注文をしたわけでもないのに、こちらの声で判断したらしい。行ってみると、必要数が既に箱に分けてあってすぐに手渡してくれた。んん~、これが対面販売の良いところ。ホームセンターではマネのできない対応だ!と感心しきり。

 病院でのやり取りもそうだが、こちらに来て感じることのひとつが、人と人のコミュニケーションの敷居が低いと言うか警戒レベルがとても低い感じがすることだ。定型のやり取りではなく、相手を見てちょっと言葉を交わす感じがとても心地よいと思うのです。
 

2010年1月13日水曜日

諏訪湖からの吹き上げ

 関東には雪が降ったとか。ここ原村の天気も表日本の天気に同期していることが多く、昨夜も雪と共に冬の嵐となった。冬型の気圧配置になると諏訪湖から西風が強く吹き上げる。とても冷たいやつだ。
 建築現場に行く途中の畑が地面をさらしていてオヤッと思った。結構な量の雪が降ったはずなのに。それに道路に畑の土が流れて、境界がなくなっている。これはつまり強風により雪が全部吹き飛ばされ、さらに春に向けて耕されて軟らかくなった土が飛ばされてしまった結果だ。

 現地の人に聞いた人から教えてもらった又聞きの話。原村に最初に入植した人たちは、我々も所属する中新田(なかしんでん)というエリアを選んだという。雪が少ないとの理由からだ。だけど、それは降った雪が強風でみんな飛ばされてしまうからで、環境としてはより厳しいものだった。本当かどうか? でも、その話を裏付ける光景だ。
 昨日のグレーチングの話。昼過ぎに雪が解けてきて、工事中のデッキをビチョビチョにしてくれた。工務店さんのアドバイスは絶対に実行に移さなくてはいけない気分になる。夕方に近づくとそれが凍りだして、更に始末の悪いことになってきた。ツララってこれまであまり馴染みがなかったけど、これからは当たり前の光景になりそうだ。
 

2010年1月12日火曜日

グレーチング

 デッキを自営工事をしているところに工務店の方が立寄ってくれた。日頃からいろいろなアドバイスをくれて助かっている。

 先日は、部材の効率的な利用方法ということで、スノコの支えとなる根太は、30センチか60センチ単位で張ると良い。そうしないと無駄なスノコの切捨てがいっぱい出ますよ。と教えてくれた。が、こちらは勝手なスパンで根太を張っちゃった後なのです。次回があるとしたら、その時はそうしますね。

 昨日は、別のアドバイスをくれた。その日もそうだったけど、屋根から霜が解けてポタポタと雫が垂れてくるのです。落ち葉が詰まっちゃうという理由で、こちらの多くの家はトイをつけません。そのおかげで、雫は地面で跳ね返って家の外壁を傷める。雪でも降ろうものなら、冬中ポタポタです。砂利が轢いてあれば跳ね返りは無いけど、デッキに砂利は轢けない。そこで「スノコの代わりにグレーチングを屋根の輪郭に合わせて張れば良い」と。
 ということで、本日病院の帰り、抜糸をした左手親指をかばいながら近くのホームセンターへ。1枚3,360円かあ。16枚要るからなあと、チョット考えることに。ひょっとしたらインターネットでもっと安いやつがあるかも。
 午後も引き続きデッキ工事と思ったら、全国的な雪。太平洋側も雪との予報。原村でも雪がパラパラ。今日は家に戻って引越しの手配でもしましょ。
 

2010年1月11日月曜日

風呂場造作

 大工さんたちの作業は大詰めに来ている。当初は年末で彼らの工事は完了する予定だったけど、諸般の事情で1ヶ月延期となった。現在は壁の下地張りを主のやってもらっている。それと風呂場。

 オンドルの床暖房をトイレや風呂場の洗い場にも設置したので、利用時にはポカポカで、頭の血管がプチっとなるのを防止できるのです。でも工事は、ユニットバスを据えれば良しとはならないのです。水が流れるよう傾斜をつけ防水を施した床、タイル張り、壁など全部大工さんの造作で作ります。工事中の風呂場を覗いてみた。何かテレビの大道具さんの仕事のような感じを受けるのは私だけでしょうか。

 今、考えるとチョット無謀だったと反省をしているのが、この壁の仕上げを自営工事にしたこと。タイル張りを自分でやることにしてある。現在は、デッキ作りにアップアップしていて、とてもタイル張りまで気が回らない。おまけにシャワー栓や風呂の水栓も施主支給ということで、自分選んで提供することになっている。「早くしてね」と、催促が、、。これも調達しないと水周りを担当してくれる業者さんに迷惑がかかっちゃう。

 デッキ作りは亀の歩みで一歩一歩進んでします。怪我をしないよう。
 

2010年1月6日水曜日

刈谷ハイウェイオアシス

 新年を迎えました。建物も春には完成して新しい生活を起動に乗せる。これが今年の抱負です。焦りは禁物。一歩一歩足を進めて行くつもり。年末の左手親指の怪我は、自分の能力を超える速度で物事を進めようとした焦りが招いた結果。最小限の被害でそれを教えてもらったのです。本日、病院に行って回復は順調とのこと。12日には抜糸をするよう予約をしてきた。

 愛知から原村に帰る折に、チョット寄り道。刈谷ハイウェイオアシスと名付けられた高速道路のサービス・エリアに立寄った。豊田南インターから中央高速に乗るルートだと、このサービスエリアを通ることはない。だけど、その存在が以前から気になっていたので、インターを入る前に下道で逆走をした。

 観覧車が遠くから見えるので、簡単に見つけることができた。サービス・エリア全体が公園になっていて、一般道路の人も利用できるよう駐車場が用意されている。道の駅のような利用や観覧車に乗ってデートもできる多目的な施設になっている。特に印象的だったのは、ラーメン横綱。まだ昼前だったけど、50人ぐらいが行列していた。きっとおいしいのでしょう。が、今回は見てるだけ。観覧車も見てるだけ。チョットお土産物を買って再出発。

 無事原村に帰ってきました。途中飯田辺りから雪が降ってきて、これは大変と思ったけど、原村に着いたら、そんなには積もっていませんでした。日本海側や北海道、東北は大雪だそうだが、こちらは寒いけど、雪はほどほど。チョット安心しました。