2009年11月29日日曜日

リサイクル 瓶5円

 昨日28日は第4土曜なので、原村の資源ゴミ回収の日だ。原村の役場にリサイクルできる資源を持ち込むと受け取ってくれる。地区別の回収が月一度、これとは別にある。でも、都合が悪かったり、うっかり忘れていたりで、もう3か月分たまっていたゴミを軽トラにのせて、やっと処分。ああ~さっぱりしました。

 その折、お酒の一升瓶は受け取ってもらえなかった。なぜなら、酒瓶やビール瓶は酒屋さんに持ち込めば、返金してくれるからなのだそうだ。その日の夜、Aコープのレジの人に尋ねてみると「レジに持ってきてください」と。2本の一升瓶を差し出したら、合計10円の返金だった。
 これって良いよねぇ。子供の頃は10円だった。それがいつしか制度が廃止になっていたと思っていた。少なくとも横浜に住んでいる時にそういう制度があるとまったく認識していなかった。それが今ここで再会。かなりうれしい感じになりました。

 リサイクルと言えば、さらに2点。一斗缶は有用な資源である。まずは、たき火台になります。これも子供の頃、良く見た風景。これに穴を開けて、薪を放り込み火をつける。寒い朝にこのたき火にあたって、良く大人の会話を聞いていた。あたっている顔、胸、腹は熱いのに背中はゾクゾク。時々回れ右をして後も暖めることが必要だった。
 そんな思い出を求めて、一斗缶たき火を再現してみた。調子よく燃えるし、ヤカンを乗せればついでにお湯も沸かせる。でもヤカンはススで真っ黒ですがねぇ。薪は建設中の端材がいっぱいあるので当面は困らない。リサイクルの恩恵です。

 建設を担当している大工さんの持ち物のひとつに、一斗缶ちりとりを発見。初めて見ました。竹の縁取りがなんともいい感じ。今度、ぜひ作ろうと思います。
 

2009年11月25日水曜日

鉄平石

 この地域は良く霧が発生する。今朝も、濃い霧が出ていた。標高が高いので雲と言った方が良いのかもしれない。建築現場に向かうと、途中から霧が晴れてきた。標高差が約150メートル。その差が霧の境界になのだろう。その境界が幻想的な風景を演出していたので、車を停めてパチリ。いろいろな景色を見せてくれるなあ。
 現場ではオンドルエコノ構築の作業が続く。今日は、ひたすら砂利を一輪車でエッチラ・オッチラ。2トントラック3台分。これでほぼ半分だそうだ。昨夜は雨だったので、事前に乾いた砂利を確保して今日に準備をしたとのこと。ご苦労様です。
 電熱線を6対4の位置に砂利でサンドイッチにするよう設置するのだ。砂利は諏訪の鉄平石。屋根材として昔から良く利用されてきた素材だそうだ。正に地産地消だ。
 

2009年11月24日火曜日

オンドルエコノ

 オンドルと言えば、韓国の暖房設備のこと。台所の煮炊きの煙を床下に通し、床を暖めることによって部屋全体を暖める方式だ。それを現代的にエコな方式にしたのが、オンドルエコノなのだそうだ。

 日本にある床下暖房との違いは、熱を温水チューブで伝えるのではなく、電熱線で砂利を暖める、深夜電力を使って安い電力で砂利に熱を蓄える方式であることだ。チューブは古くなると動脈硬化が発生してメンテナンスが必要だが、この方式は稼動部分が皆無。ほぼメンテナンス・フリーであることも売りのひとつだ。


 その工事が本日から始まった。現場に行ってみると、既に電熱線が配置されていた。電力線や制御線の配線を行い、完了すれば、砂利を敷き詰め、その上に床を張ることになる。

 砂利を約60℃に暖めることにより、快適な居住空間が得られる。発生する遠赤外線により体もポッカポッカと言う。トイレやお風呂の洗い場も含め家全体をこの方式で暖めるので、部屋を出たらブルブルっていうこともありません。

 心配は電気代。一体維持費はいくらになるのでしょう。ハラハラしながら質問してみた。ここでの容量は最大19キロワット。100ボルトなら190アンペアも流れる。100ボルトの電球が190個も点灯する計算だ。それを深夜電力最大8時間通電することになる。

 安い深夜電力と言えども月の最大は4万円になると言う。ええっ~と、ビックリの額。でもこれが最大値。蓄熱が完了すれば翌日からは8時間も通電しないので、その量によって減ってくることになりますよ、寒さにもよるけど通常は半分以下ですよ、との説明だった。

 確実なところはやってみないとわからないということのようだけど、とりあえず最大額は判明したわけだ。まだ心配は続く。それと寒がりフジンと暑がりオットの設定室温あらそいの勃発も懸念される。

 本日、屋根工事が完了。これで雨が降ろうが、雪が降ろうが心配ない。
 

助っ人参上 第2弾

 この三連休に各方面から何組もの友人の訪問をいただきました。それぞれには全く面識のない人たちが、自分を介して友達の友達として繋がっているのだ。ということを実感した。そんな人たちが出会って新たなネットワークができれば尚うれしいと思うわけです。

 そして、泊りがけで建築のお手伝いをしてくれたグループも。今回は外壁の2度目の塗装をお願いしました。一日目は曇っていた寒いなかの作業となり、チョットつらかった。5時には終わり、近くのもみの湯飛び込みました。暗くなったら、天も待ちわびたように冷たい雨がしとしとと。我々は温泉で充分暖まり、後は楽しい宴会。


 二日目、里は晴れだけど、山は雲の中。あたりをまず散策。近くのため池に行くと幻想的な風景が待っていた。


 今月から狩猟が解禁になったとか。シカやイノシシを追ってハンターが徘徊するそうだ。先日、別の場所で県の職員が回ってきて、「撃たれないよう充分注意してください」とアドバイスをしていた。注意するのは撃たれる側じゃあなくて撃つ側でしょ、とムッとしたけど大人の対応で我慢した。ため池の縁を歩いていると、散弾銃の薬きょうがちらほら落ちている。思わず歌でも歌って存在をアピールしよかと思うのでした。

 塗装をしていて、そろそろ足場に登るのにも慣れてきた。この足場がある内に一度屋根にも登ってみたいと思っていた。今日は天気も良いしいざ実行っと。地上から約5メートル。いつもは見えない農地の広がりが見えますね。やはりツリーハウス構築の希望が頭をもたげます。
 

2009年11月20日金曜日

冬がスタート

 今週からやけに寒くなった。火曜日には雪となった。まだ本格的なものではなく、翌日には全部きれいに解けたけど、それ以来朝晩寒くなった。

 別の話だが、先日いただいた渋柿を皮をむいて干しておいた。1週間も経っただろうか、わずかにしぼんできた。こうしておけば渋みが抜けるとは不思議なことだ。これも目指す保存食の方法。まもなくありがたくいただくとしよ。

 今朝も冷え込んで、9時過ぎに現場に行った。氷がうっすら張っているじゃありませんか。横浜じゃあ一冬を通して氷が張ることが珍しくなったように思っていた。時期的にはまだ秋のつもりなのになあ。こちらじゃ、そうはいかないようだ。

 外で作業するときはズボン下が必要だ。寒いのはつらい。だがそれに反して、景色は素晴らしい。山は一面白くなり、輪郭は明確にした。これからゴールデン・ウィークの頃まだきれいな稜線を見せてくれる。

 さて、母屋に本日煙突の取り付け作業をしていただいた。屋根をくりぬいて煙突を指した。銀色だったものに黒い塗装をつけて外側は完成。屋根もまもなく前面貼り付け作業が完成する。着実に工事が進んでいる。

 

2009年11月16日月曜日

外国人健診

 先週の土曜日に、外国人健診のボランティアに夫婦で参加した。年一度、病院の好意を受け国際交流クラブという団体主催で行なっている行事だ。

 こちらでは、製造業や農業に従事というかサポートというのが正しいのか、そうした外国人が多く滞在している。会社勤めの人は会社で健康診断はしているけど、言葉通じないとやはり不安が残る。この行事なら通訳の人がいるのでより安心なのだ。あえてこちらに来る人も多いそうだ。

 一番多い国はブラジルの人、その次に中国の人だ。不況でその数は激減しているそうで受診者が来るか心配。それに昨年までは県から行事に補助があったけど、今年は無し。全てが厳しくなっています。

 さて、ボランティアは、医療・通訳・一般の3種があって、当方は一般での参加。その人は、受診者ひとりにひとりずつ担当する。問診表の記入やら、健診の順番を付っきりでサポートする訳です。看護学校や高校生のボランティアが多く参加しているので、出番がないかもしれないと思ったほどだ。結果は充分な参加者。我々も担当する人の割り当てもありの充実した日を送ることになりました。

 場所は、諏訪中央病院。あの「がんばらないけど、あきらめない」の病院だ。廊下にチャンとそれがパネルになっている。いい言葉だと素直に思います。院長や鎌田先生も挨拶にきてくれましたよ。

 ところで、母屋の建設は外壁を張るところまで来ました。先日、自営で塗った板を大工さんが一枚一枚張っている。彼らが張り終えたら、もう一度自らの手で2回目の塗り作業だ。工務店さんの勧めで、当初はプロがやる予定だった軒下も自ら塗ることにした。これにより、なんと窓サッシ4~5枚分規模の節約になる。自分の能力や力量を省みず、欲の皮を突っ張らして頑張ることにした。んん~、がんばらないけど、あきらめないなのですが、、。まあ、ゆっくりやります。

 

2009年11月11日水曜日

屋根工事

 11月始めに雪がうっすらの降ったけど、その後は少し戻して平年並みの気温が続いている。寒くなる前に外装を整えたいと、工事は着実に進んでいる。先日、建築現場に行ってみるとクレーンが入っていた。屋根材を上げる作業の真っ最中だった。


 母屋の屋根はガンパリウム鋼板にガラス繊維強化塗膜を施したもの。15年保障だそうだ。16色あるものから悩んで悩んで、ネオブラックというつや消しの限りなく黒に近い灰色を選んだ。外壁のウォールナット色の塗装とマッチすると思うけどどうでしょう。

 外壁には、外断熱の素材が張られている。内断熱もこの後に取り付けられるので、内外二重の断熱対策となる。外断熱材の外側にスギ材でカバーをする設計で、先日来取り付け前にこのスギ材に塗装をお手伝いに来ていただいた方々にしていただいた。感謝。
 

2009年11月4日水曜日

セロリの漬物

 原村に引っ越して間もなく1年。少しずつお知り合いもできてきました。その中の一人にセロリの漬物を教えてくださいとお願いをしておいたら、今日、セロリが届いたよと連絡いただいた。早々に取りに出かけた。

 こちらにいると、野菜をいただくことが頻繁にある。いただく時は一度に消費できないぐらいの量のことが多い。農家の方が出荷しないものを配るのでしょうね。ありがたいけど、腐らすのももったいない。頂くほうとしてしては有効利用として、保存食することがそれに報いることになると思うわけです。

 保存の方法としては、冷凍、塩漬け、砂糖漬け、酢漬け、発酵、瓶詰め、缶詰、燻製、乾燥などなどいろいろな手法がある。その結果、元とは違う味になり別の楽しみになることも多いわけだ。田舎住まいのひとつのテーマとして、これらを積極的に取り組んで行きたいと思っています。

 ということで、今回は漬物に挑戦だ。それにセロリはここ原村の特産品で、セロリンというゆるキャラクタもいるぐらいだ。村民たる者、その調理方法は熟知していなくてならない。教えていただいた手順は以下の通り、どのような結果になる楽しみだ。(レシピは10kgだが、今回はセロリ5kgだったので半分の量で)

セロリの漬物
材料
セロリ 10kg
塩 600g
砂糖 1kg
  1. セロリの葉を除いて、茎だけにする。筋は取らなくても良い
  2. 水で洗い水切りをする
  3. 漬物バケツに並べる、一方向に並べる、2段目と3段目と順次180度反対にすると平らにできる
  4. 塩を適宜振る
  5. 重石をして、2~3日置く。水が上がってくる
  6. 上がった水を捨てる
  7. 砂糖を降りながら、詰替える(酢を入れても良い。持ちが良くなる)
  8. 軽い重石をする。(ヒタヒタに浸かるぐらい。空気に触れるとカビが出る)
  9. 冷暗所の保管する。
  10. 一週間程度で食べられる
お好みに応じて、塩や砂糖を増減する