2009年10月28日水曜日

セルフレジ

 チョット前になりますけど茅野市に行った時にAEONのスーパーで買い物をした。レジに並んでいたら、向こうで店員さんがこちらを見てニッコリ。んん~知り合い?と思ったら、そうじゃなくて「こちらにセルフレジがありますよ」との案内だった。

 アメリカではかなり導入が進んでいると聞いたことがあるけど、日本でも既に導入されているとは知らなかった。興味津々とそちらに進んだ。

 まずは、買うものをバーコード・リーダー手前の台に置く。商品をひとつずつ掲げて機械に読んでもらう。そして先の台に置く。これを終わるまで繰り返す。これまでパートさんがやっていたことを自分でやるわけですね。ズルして機械に読み込ませないようにしても、手前の台と先の台がそれぞれ秤になっていて、ほぼ同じ重さにならないと警報がなるそうです。

 アドバイスについてくれた店員さんとお話をしならが和気あいあいと作業が完了。現金を自動販売機みたいに入れて支払いをする。カードでもOKです。こうするとポイントが2倍貯まるとか。こちらはポイント会員じゃないので意味無しですが。お子さん達が面白がって進んでやってくれるとか。

 店員さん一人で、4~5台のレジを担当できるみたいなので、人件費は相当な節約になりますね。これが今後ドンドン進んでいくような気配を感じます。でも不正もできるような気もしますが、性善説に基づいたシステムづくりなのでしょう。雇用の窓口が狭まるなあと心配事も増える。
 

2009年10月23日金曜日

秋晴れ

 秋晴れが続き気持ちの良い日が続きます。無数のトンボが飛び交う。彼らは人間を恐れないのでしょうか。土地で薪置き場を作ろうと、座って形状を考えていたら、ノートの上に着陸。そのままじっとしていた。

 目を別に向けると、イスの上に、ススメバチもいる。陽が出ると気温が上がり活動が可能になるのか。あまり気にしないようにしているけど、さされれば命も危うくなるというので、やはり神経を使う。じっとしてただ「あっちに行け」と心で唱えるだけ。

 午後から突然屋根の透明のパネルの取り付けが始まった。ポリカーボネートという素材だそうだ。航空機の窓にも使われているという。金づちでたたいても割れることがないほど強いそうだ。この屋根の下が、コンサバトリーとなるのだ。日差しを受けて中はポカポカになるだろう。

 屋根は張られたが、ドアや窓のデザインがまだ決まっていない。サッシやドアなどどのような形状にするか。アルミサッシは安価で断熱機能が高い。木枠はデザインが好印象だけど、耐久性が低くくチョット高価。予算と自分の希望をどう整合させるか悩みの日々は続く。
 

2009年10月22日木曜日

秋景色

 今週は工務店さんが別現場で多忙とのこと、当方の現場は小休止。ひっそりとしています。ひとり、野外テーブルや郵便箱などを作っている。

 車でウロウロしていると、突然まわりが秋景色になっていて驚きます。木々の葉が赤や黄色に色づき、ひらひらと落ち葉も溜まってきている。諏訪湖方面を見ると、北アルプスに雪が積もっている。穂高の山々が白くなりコントラストが増した。

 今日は、鹿と遭遇。大きなオスの鹿1頭が木立を曲がったら目の前にいた。こちらもビックリしたけど、あちらもビックリしたようで、飛び跳ねて遠ざかった。安全距離に届いたと思ったのか、止まってこちらのじっと見ている。急いでデジカメでとったけど、夕暮れのためひどい手ブレでした。
 
 ここ2,3日はきれいに晴れ渡った。空高く雲が連なり、それが日に染まりきれいな夕方となりました。明日も晴れるのでしょう。
 

2009年10月19日月曜日

手助け参上

 ボーイスカウト横浜89団ローバー隊のみんながヘルプに来てくれました。私が横浜で長年お世話になった団です。今思えば、そこでの経験が、今の田舎暮らしにどれだけ役に立っているかわからない。野外での活動技術が田舎では日常的に利用するのです。

 まずは、母屋の自主工事のひとつ外壁塗装。杉板を取り付け前に下塗りをします。4メートル長の板が実に225枚もある。これを並べて、塗って、乾かして、またしまうの単純作業。どうもすみません。

 庭の手入れと言うか、まだ庭と呼ぶには程遠い有様。まずは雑草刈りをお願いします。我が家では、草刈り機は男の仕事ではありません。

 薪集めもお願いしましたよ。お知り合いの森に出かけ、間伐をして、玉切りして、持ち帰り。15メートルはあると思われる唐松を伐採。途中で隣の松に引っかかって倒れてくれず。途方にくれました。でも何とか倒して無事薪となりました。

 その他にも、川に降りる階段整備など盛りだくさんの作業内容。本当にありがとうございました。最後はみんなで楽しい昼食会となりました。また、来てくれます様お願いします。
 

2009年10月17日土曜日

耐震金具

 「子はカスガイ」ということわざ、将来その出所がわからなくなりそうな気配だ。以前の横浜の家は、屋根裏部屋に上がると、柱や棟の木材の接合にはほとんどカスガイが打ってあった。ところが今回の様子を見てみると、カスガイは全く使われていない。代わっていろいろな接合補助金具が使われている。

 阪神・淡路大震災を始め各地で発生した地震により、在来工法の家は地震に弱いとのイメージができてしまったようだ。が、実は工法の違いではなく対策が昔の建物には充分ではなかっただけの話。新工法を推進する業者によって、壊れてたのは在来工法の家が多かったと宣伝に利用されたためだ。と、設計士さんが教えてくれた。

 改めて今回の家を見てみると、接合部分はすべて金具がつけてある。四隅の柱には、ホールダウン金具と呼ばれる基礎に柱を直結するものがある。地震の際にホゾが抜けるのを防ぐものだ。柱と梁の接合は羽子板ボルト。形状からその名前をとったのでしょう。分かりやすい。

 昔から培われた知恵と新たに開発された技術の融合により、より良い物に仕上げる。これが今後当方の生き方にも大いに参考になると思う次第です。
 

2009年10月13日火曜日

8寸勾配

 本日で4日目、日曜日は休みだったので正味3日で一通りの上棟作業を終えた。棟上げは大工の皆さんにとっても特別な節目となる。屋根の野地板を張るまでを一気に終えてしまう。ここまでくれば雨が降っても内部の部材をぬらす心配がなくなる。


 何もない所に大きな構造物を立ち上げるわけだから、少なからず人数も必要だし、クレーンのような重機も必要になる。クレーンがない昔の時代はもっと多くの頭数が必要だった。それこそ親戚や近所の人たちも動員して棟上げが行なわれたのだろう。ひと区切りつけば、一席設けてみんなでお祝いをすると共に、今後の安全な作業を祈願する上棟式が行なわれたと想像する。

 今回当方の屋根は8寸勾配と呼ばれる傾斜の屋根となる。10寸横に進んだら8寸上がるということだ。三角関数で言うと、tan X = 0.8 となり、角度に直すと実に約39度となる。スキーなら上級者コースの斜面だ。これが大工さんたちに負担を強いたようだ。作業を見ていると何とか真っ直ぐ立つことはできるが、とても危なくては移動はできない。ひとたびスリップすればそのまま地面に直滑降となるだろう。

 屋根下にはロフトのような、天井が一部斜めの部屋が出来上がる予定だ。
 

2009年10月10日土曜日

棟上げ

 10月10日は、晴れの特異日だと聞いていた。それが理由のひとつで45年前の東京オリンピックの開会式に選ばれたということも。ところが必ずしもいつも晴れるとは言えないらしい。本当のところはどうなんでしょう。

 東京オリンピックは小学校6年生の歳だった。きれいに晴れた空にジェット機が書いた飛行機雲5つの輪をしっかりと覚えている。と言いたいが多分ニュースで見たか、相当に後になって、見たことを直接見たように変換して記憶しているのだと思う。中学生になって体育館で市川崑総監督の映画を見たなあ。今から考えると随分と後になってから見たものだ。別の話だが、2016年のオリンピックはリオになってしまって残念でした。


 チョット話がそれたが、今年のこの日はチャンと晴れた。そして、上棟も無事遂行することができました。三日前には台風18号に直撃され、7日の予定が今日になった。台風は50年前の伊勢湾台風とちょうど同じようなコースを辿った。

 あれは小学校1年生の時だった。当時は愛知県にいたので、正に大きな被害を直接被った。夕方から真夜中にかけて段々強くなる風の音は今でも覚えている。停電になりロウソクで灯りをとった。高い土地だったので水の被害はなかったが、物置がつぶれ、家全体が傾いたため戸がきっちりしまらなくなってしまった。怖い思いをした。

 またまた、話がそれた。そんな昔の出来事が交差する日に人生の節目となる上棟の日となった。これまた将来、自分の人生を振り返る時に思い出されるだろうね。

 今日一日で、パズルのような木材を組み立てることはほんとビックリ。いかにも職人ワザです。
 

2009年10月7日水曜日

足場

 台風18号が上陸するらしい。原村も予想進路のど真ん中にある。何か吹き飛ばされるものが再度現場をチェックに行ってみた。昨日のうちに棟上に備えて足場が組んであった。


 こうしてみると思ったよりでかい。背が高いねぇっていう感じを得た。

 足場に登って景色がどんななもんか見てみたい。それが普通の感情ですね。それに従い、登ってみました。下から見るより高く感じる。チョット足がすくみます。じっとそれを抑えて周りを見回すと、やはり今までとは違う景色が見えてくるのです。

 将来、庭となるスペースが俯瞰でき、その大きさが実感できます。木工工房の基礎の大きさも実感。その裏を車が通れるほどの間隔があるとはわかっていても、こうしてみるとチョット狭かったなあ。キャンピングエリアは充分な広さがあるね。などなど実物で確認ができました。

 残念だけと、遠くの景色は雲の中、と言うかこちらも雲の中。何も見えません。
 

2009年10月5日月曜日

いよいよ棟上

 基礎の工事が完了した。始めの捨てコンから、コンクリートを打つこと3回。基礎を担当していただいた業者さんは資材をきれいに片付けていかれた。

 そして本日、土台敷き込みという作業が行なわれていた。構造となる材木も届き、いよいよ棟上の段階になる。10月7日に上棟と設定したのだが、生憎の天気が、、。台風がひょっとしたら直撃かもしれないとの天気予報。工務店さんは早々に、「10日に延期します」との判断。我々もそれが良い。きっと台風一過の気持ちの良い日になると思うよぉ。

 さて、それとは別に、母屋完成後には、ぜひ薪ストーブを設置したいと希望してた。ニョウボ殿、インターネットで建築資材を検索していたら、いつもチェックしているサイトで薪ストーブの出物を発見。実物を確認のアポイント、商談っとトントン拍子に決定となった。

 ストーブが決まったら次は煙突だ。棟上後に屋根を葺く。その時に煙突もいっしょに設置すれば、これまたコストセーブ。設計士さんの好意により煙突工事のアレンジもトントン拍子。大幅な予算カットができた。皆様に感謝。

 実は、母屋は薪ストーブが無くても充分暖かい設備を備えている。深夜電力を利用した蓄熱式の暖房だ。この先石油はどうなるか不安定なエネルギー資源。既に日本は石油の依存度をかなり下げている状況を見ると、それ以外のエネルギー源の方が安定しているだろうを言う読みだ。火力、水力、原子、地熱、天然ガス、風、太陽など色々なエネルギー源も家庭に配られる時は電気に変えることになるのだろうから、それを利用するのが素直な選択だと思う。

 ということで、薪ストーブはどちらかというと趣味の世界なので、実用よりも雰囲気作りの要素が強い。料理も利用可能なように、天板がそれなりに熱くなるストーブであることも必要条件だった。煮込み料理やスープをコトコトと。これも冬の楽しみだ。
 

2009年10月2日金曜日

デッキ土台

 本日は3度目のコンクリート打ちだった。母屋の床下、デッキの土台そして木工工房の土台と3ヶ所に流し込んだ。 

 デッキが完成すれと野外ステージのような趣になるなあ、と具現化した有様を見て初めて感じた。図面で計算すると70平米もの広さがある。これを自分で作るわけだ。以前、自宅の庭にもデッキを作った経験があるけど、その時は畳6枚の広さ。今度はその70倍にもなる。覚悟を決めなくちゃ。

 深夜電力で蓄熱式暖房をするために、母屋にはこの後電熱線と砂利を敷いていく。真冬でも家全体がほんわかとした暖気で包まれるそうだ。薪ストーブも導入予定だけど、こちらは飽くまで補助的なもの。無くても暖かい環境にできる設計だ。自給自足を目指す暮らしをするわけだし、電気エネルギーはできるだけ使わず、森の恩恵をいただくよう薪エネルギーも暖房や料理に活用したい。

 木工工房にも寒さ対策に設計士さんの工夫がある。床下に塩ビパイプを埋め込んだ。ここに暖気を送り込むのだ。写真手前の長い塩ビパイプがインプット。床下で分岐して、先の短い3本がアウトプットとなる。暖気は屋根裏からとる。日中太陽で温められ、屋根下の空気が暖気となる。それを送風機で床下に送る。OMソーラーでやっている方式だ。OMソーラーは機械が温度を感知して管理を全自動でやってくれる。でもこちらは全部手動だ。人間が判断して送風したり停めたり。低い導入コストと維持コストを実現しているのです。

 室内のストーブで暖められた空気も床下に送ることができる。空気を循環することで、床下も暖められる。これにより、顔は暖かいけどひざ下がゾクゾクする状態を避けられるらしい。どうなるか楽しみだ。