2009年5月30日土曜日

間伐講習会

 原村のホームページを眺めていたら、間伐講習会があるという。早々に申し込んで、本日行ってきました。

 講師は緑化創造舎という会社の人たち。林業も農業と同じで老齢化が進んでいると思っていたら大間違いで、若い人たちばかりの会社でとても好印象です。午前中は、間伐の考え方の説明を受けた。

 原村に限らず、山は手入れが遅れている。一言で言えば日本中のどこもが密集している状態だと言う。唐松なら1ヘクタールあたり500本ぐらいが適正値の上限であるところを、750本以上生えている。3本に1本は余分であるということだ。そうでないと、ほとんどの樹木が日照不足なり、成長できない状態になってします。

 実際に倒した木の年輪を見ると、中心は1センチぐらいあるのに、外側は老眼の目にとてもつらい状態だ。最近15年ぐらいは成長ができなかったことが見て取れる。 スタッフの方が用意してくれたトン汁とおにぎりの昼食の後は、いよいよ伐採の実習だ。

 どういう木を伐採に選ぶか。倒す方向は。チェーンソーの入れ方などなど。そして一番に大事なことは、怪我をしないこと。チェーンソーによる怪我、樹木の下敷きなどなど危険がいっぱい。でも、チェーンソーを当てると豆腐でも切るようにスーと切れる様や、20メートルもある木がメキメキと音を立てて倒れることなど興奮します。これが労働だ!っていう感じ。こんなこと経験できて感謝です。

 夜もイベントが続くと説明があったので参加して驚き。昼、講習会の先生達がステージで歌っているのです。テクニックもばっちりで、とても盛り上がったコンサートでした。こちらも感謝でした。

2009年5月26日火曜日

農作業小屋と木工工房

 設計士さんとの契約を終え、現在は建物への希望を伝え、それを具体的な形にする段階となった。

 今日も設計士さんと面談をした。前回持ってきてくれたラフスケッチがこれ。農作業小屋と木工工房だ。母屋はまだ構想が固まらないのでスケッチは無い。農作業小屋は物置とこれから購入予定のトラクターか耕運機を入れる屋根から成る。

 木工工房は、木工作業をするための場所で、ここにオークションで買い集めた電動工具をおく。家具やいろいろな自作の生活用品を作っていくつもり。隣には車一台分の車庫もある。室内には小さなオフィス・エリアもあり、木工の構想を練ったり、設計や調べごとをする。当然、薪ストーブを置いて冬はポカポカだ。

 母屋はプロに建ててもらうけど、それ以外の建物は、ほとんどを自分の力で建てていくことにした。設計士さんも自分で建てる事を積極的に支援してくれるので力強い。今後お手伝い大募集です。
 

2009年5月25日月曜日

松本城

 先日、松本市に訪問しました。お目当てはビクトリアン・クラフト。建築に使うドアや家具の下見をしておこうということに。倉庫タイプの建物に所狭しとアンティークな家具が並んでいます。親切な店員さんに工房にも案内していただいた。若い人が家具たちを磨いたり、組み立てたりで熱心に作業をしていてとても好感が持てました。一人一人がキチンと挨拶をしてくれるのもとても気持ちが良かった。

 その帰り、観光客に変身して松本城を訪問。団体客でものすごく混雑をしていた。天守閣に登る階段が狭いため大渋滞で、20分以上の待つ階も。すぐ後に並んだ人は見学時間のタイム・リミットか途中で帰ってしまった。こちらはせっかくここまで来たのだし、一度は行っておかねば、と頑張りました。

 ところで、この松本城ちょっと頭でっかちと思う人は私だけじゃないようだ。インターネットで検索するとその理由もチャンと載っているので面白い。画像ソフトでこれにすればと思う姿にしてみました。どうでしょう? 松本市民の皆さんが怒るかなあ、チョット心配。
(マウスを写真に合わせて下さい。元の姿に戻ります)
 

2009年5月21日木曜日

南アルプス

 八ヶ岳の雪はおおよそ無くなってしまって真っ黒なシルエットになった。八ヶ岳の一番高い山「赤岳」は2,899mの高さだ。南アルプスの甲斐駒ケ岳は2,967mなので、わずか166mの違いにもかかわらず未だ白い岩肌を見せている。高さだけではない他の要素が雪解けに関係しているのでしょうか。

 原村方面から見ると、南アルプスをアルプスと呼ぶようになった気持ちが良くわかる。駒ケ岳は、まさにスイスのマッターホルンに似ていると思う。少しメタボだけど。雪で白くなった山の姿は、何度見ても新鮮だ。ずっと見ていても見飽きないですね。

 この日も市民農園の苗に水をやりに出かけた。隣では田植えへの準備が着々と進んでいて、水を張った田んぼが広がっている。そこに映る山の姿と、その山自身の姿が見事な調和を見せてくれました。

 右に見えるのが、仙丈ケ岳(3,033m)だ。と、家でカシミール3Dで調べたら教えてくれた。
 

2009年5月15日金曜日

おそ霜

 先週の日曜日はとても暑い日だった。午後から農作業として、50平米の畑を人力で耕してヘトヘトだった。脱水状態で家に帰って飲んだビールが体に染みとおった。このまま夏になるのかと思えた。

 ところが、この2,3日はとても冷える。フリースをまたまた着込んでいる状態。今日畑に行ったら、植えたトマトの苗が元気が無い。どうもおそ霜にやられたらしいのです。隣の畑の人に聞いたら、昨夜有線で霜注意報と放送があったとのこと。自分の畑だけじゃなくて回りの畑の苗がポツポツと萎れている。5月の中旬だと言うのねぇと嘆いてもしようがない。

 この地を選らんだのだから、気温が低いのは承知の上。いまどき日本に住むとしたら、寒さより、暑さとの戦いの方がよりエネルギーがいる時代になった。横浜にいる頃、夏はエアコン無しでは寝られない夜がいく晩あっただろうか。それに比べこの冬、こちらでは暖房無しで夜は寝ていても、それなりの布団を着れば、快適に睡眠ができた。夏も多分、エアコン無しで快適な夜を過ごすことができるだろう、と今から楽しみだ。
 

2009年5月11日月曜日

工事開始

 いよいよ工事が始まりました、お隣さんですが。重機が入って、土台構築のために穴掘りをしていました。

 この地は零下になるため、土地が1メートルぐらい凍ってしまうのだそうです。凍れば膨張するので、その上に土台が乗っていると持ち上がげられてしまいますね。春になればそれが解けて下がる。その繰り返しをしているうちに土台が凸凹に、ということになります。

 そのため、土地が凍らない深さまで掘って、そこにしっかり土台を構築することが必要です。この辺りでは、1メートル半は必要だとか。寒冷地ならでは事情があります。

 お隣さんは、先月末に地鎮祭を行なわれていました。ご挨拶をさせていただくとビックリ。私の出身市のお隣の市の人ではありませんか。この地は愛知方面からのアクセスも良い。特に愛知県内の道路整備はトヨタのおかげか猛烈な勢いで、さらに良くなっている。そのためこちらでも愛知や関西からの車ナンバーを良く見かけます。

 我が土地から八ヶ岳に向かって東に森が始まっています。小川沿いに小道があって、昨日ここを歩くとタンポポの黄色のジュウタンになっていました。

 見た目はきれいなタンポポですが、その旺盛な繁殖力のため、嫌われ者になってます。あっという間に広がってちゃうので。最近は日本古来の和種が、西洋種に駆逐されてつつある。この地のタンポポも西洋種のようだ。きれいだけど困り者。付き合い方を考えなくていけません。
 

2009年5月10日日曜日

市民農園 - 植付

 2,3日雨の日が続き植付に待ったがかかっていたけど、昨日今日はきれいに晴れ上がった。指導員の方からも連絡をいただき、植付をスタートしました。今日は、ジャガイモとトマト。ジャガイモはチョット遅いぞと怒られたけど、まあやるだけはやりましょ。

 ワラをいただき、それと肥料を畝の底に敷く方法を教えてえていただいた。さすがクワ使いが慣れていらっしゃる。コチトラ1メートルごとに休みを取らないと腰が、、。持って行った苗を全部植えても、畑の半分も埋まらない。もっと苗をゲットしなきゃいけません。続きはまた明日。

 ところで、5月7日付けの長野日報に市民農園の記事が載りました。我々の写真入で。あまりそのような機会がないので、ちょっとうれしい。
 

2009年5月7日木曜日

自給自足の生活

 建物の設計をお願いしている設計士の方から宿題をもらっていて、実はそれをこなすために四苦八苦している。というのは、「今後我々が何をしたいのか?」「どうなっていたいのか?」との質問にうまく答えられないからだ。漠然とこうなればと良いとの思いはあるけど、それを他の人に説明することができないでいる。設計士さんが言いたいのは、引退間近の50代夫婦が「田舎暮らしをしたい」だけでは、破綻は目に見えているということなのでしょう。

 まず、我々自身の生活を確立することが大事。その次に外から訪問者を招いて共に生活を体験する場を作る、との目指す形態を設定。そして生活は自給自足を目指すとした。と言っても今の時代、自給自足率100%は無理で、なんとか50%にはしたいと自分の中では思っていた。だがしかし、その自給自足率とは何であるか、なんとまあ曖昧な言葉じゃありませんか。

 自分の考えるモデルは以下の絵です。生活を支える物、つまり衣食住の全てを得る方法に二つある。お金で買う方法とそれ以外の方法。買う以外の方法とは、例えば自分で作ったり物々交換したり貰ったり拾ったりである。田舎では買う以外の方法で得られる機会が多いのです。だから年収は低くても豊かな生活ができる。一方、都会はほとんどが買ってくるものなのです。だから、年収がイコール生活水準に換算されてしまう訳です。

 このモデルだとすると、自給自足率は計算式は設定できる。

 ただ、問題は買うものは価格で価値を一応は量れるが、それ以外の方法は、その価値を評価することができない。何か良い方法はないだろうか。

 と悩んでいたら、隣から「別にそんなこと気にする必要ないじゃなの」と声が聞こえてきた。そうだよね。
 

2009年5月2日土曜日

市民農園スタート

 午前中に市民農園の説明会があったので、夫婦で参加した。今回の募集は8区画だったようで、原村在住の人、東京から月1,2のペースで通う(別荘がある?)人、近隣の人など色々なタイプの方々がいらっしゃるようだった。説明には役場の担当の方3名がいらっしゃった。さらに指導員として、4名の地元の方が参加してくださるとのこと。これにはチョットうれしい驚きでした。

 プロの農業を営んでいらっしゃる人たちで、何でも聞いてくださいとおっしゃって下さる。それこそ「この地で適している野菜は何?」「今日明日でやることは?」「霜対策は?」みたいな、実質的なそして農作業の初歩の初歩まで質問させていただきました。おまけにその内の一人の方の自宅までお邪魔して、その勢いで近くのレストランで昼ごはんまでいっしょさせていただきました。ほんとうにじっくり時間をとって下さり、ただただ頭の下がる思いです。

 昼から富士見町にあるJAファームに腐葉土やら肥料を買出しにいきました。大勢の人でにぎわっていて、これから農作業本番という感じが伝わってきます。

 これとは別に土地にも少しハーブや草花を植えてたので、水やりに出かけた。川のせせらぎをベースに、色々な鳥の鳴き声が聞こえ、とってもゆったりした時間となりました。土地の様子をYOUTUBEに載せてみた。んん~、カメラマンの問題か、映りが良くない。だけど、土地のおおよそはこれで見えるかも。


 土地の北側を流れる川のせせらぎが聞こえますね。画面が変わって西側の景色。入笠山(にゅうがさやま)が見えているはずですが、これもカメラマンの腕が今一なのでうまく映ってない。今後の課題です。