2009年4月30日木曜日

野菜の苗販売

 ゴールデン・ウィークに突入! と言っても会社勤めを離れてかなり経つ身としてはほとんど影響なし。土地に少しずつ荷物を運んだり、新たに購入したチェーンソーを試したりで自給自足の予行演習を少しずつ進めている。

 この時期まだ雪の降る可能性もあるとこちらの先輩に話を伺った。車のスタッドレス・タイヤはまだ替えると立ち往生してしまうこともあるとか。農作業も5月に入らないと遅霜にやられてしまうこともあると言う。そう言えば、見回してみれば、トラクターが入って耕してはいるが、作物は植えてない畑ばかりだ。まだ、時期が来るのを待っているのだろう。

 今日いつも行くスーパーÅコープに行ってみると、野菜の苗の特別コーナーが設置してあった。そう言えば、昨日役場から市民農園当選の知らせがあった。5月2日に説明会があるのでそれ以降農作業に入れる。それにあわせて苗を購入しようっと。

朝は寒かったけど、昼は晴れ上がり気持ちに良い日だった。家からきれいな夕日が山に沈むのがはっきり見えました。
 

2009年4月28日火曜日

原村市民農園

 原村に帰ってきたら、とても寒い。やはり当地は寒いのかと思っていたら、北海道ではこの時期珍しい大雪だとか、今朝は日本の広い範囲で霜注意報と冬舞い戻りの状況だ。

 昨日、高速道路で見た八ヶ岳を覆う雲のキャップは、雪雲だったようだ。白い部分が消えそうだった山頂も全部白くなってしまった。この方がきれいに見えるので良いのだけどね。ただ、始めた農作業が霜のおかげで、無駄になるかもしれないのが気にかかる。

 先週、こちらの市民農園の募集があったので、申し込みをしてきた。村なのに市民農園って、これいかに?との思いもあるけど深くは考えないようにしよう。ついで言うと、道路の標識に「原村市街へ」ってあるけど市じゃないよね。

 今回の募集は全23区画の内の6区画が対象で、応募が多いので抽選になるとの担当者の弁でした。正式な連絡を待っている身だけど、待ちきれず現地を見に行ってみた。

 360度のパノラマが広がるロケーションでとても伸びやかな感じだ。横浜で借りてた市民農園は広さ30平米だったけど、今度は50平米だ。でも随分と小さく見える。周りは一区画450坪ぐらいの農地が広がっているので相対的にそう見えるのか。それとも自分のやる気が充実していて、これじゃ物足らないと言っているのか。いずれにしても楽しみです。

2009年4月27日月曜日

中央高速からの八ヶ岳

 昨日、横浜から原村に帰ってきた。高速道路どこまで走っても千円の制度の利用をねらっての日曜日の移動だ。午後4時出発のせいか、中央高速下りはいつも以上にすいている感じ。トラックやバスが少ない。反面、上り車線は小仏トンネルを頭に談合坂SAまでずっとノロノロだった。距離を調べたら実に46kmだ。なんか申し訳ない気持ちがしてしまいます。

 割引は、なぜ土日祝祭日に限定なのでしょうかね。これだとそこに集中するに決まっている訳で、地方に平日に出かける人が逆にいなくなっちゃうじゃないかと心配になります。受け入れ態勢も、ピークに合わせると平日はガラガラ、平日の客に入りを考慮すれば土日は満杯ということに。あんまり良い制度じゃないと感じます。やはり高速道路無料化に私は賛成したい。

 西に向かってドライブすることになるので、途中まで西日が厳しくサングラスが必須です。それも反射光を遮ってくれる偏向レンズの効果が高い。工程の後半は太陽も沈むの運転は楽になります。

 韮崎ICを超えてしばらく走ると、八ヶ岳全景が現れるスポットがあります。この日は雲のキャップを被っています。太陽に向かってそのキャップが流れてオレンジ色に染まっていつもとは違う景色をみせてくれました。

 そのうち、雲がドンドン形を変えて、1年半前に天国に行った愛犬ビビになった、と感傷的になった私に、隣のドライバーは冷ややかに「そうぉ~」と頷いていた。

2009年4月19日日曜日

春爛漫

 今週原村で、桜の満開を迎えました。山の雪も急速に解けるようで、白い部分が日に日に少なくなってきている。

 土曜日、茅野に建築中の建物を見学に行った帰り道、畑の土手に広がる芝桜を発見。車を停めてパチリ。数年前に行った秩父の羊山公園が見事だったことを思い出す。

 取得した土地の近くに深叢寺(しんそうじ)というお寺があり、その境内は桜が咲き誇っていた。近くを通る機会がこれまでいっぱいあったのだが訪れたことは無かった。夕方、通りがかりに時間が有ったので花見をしましょと、車を停めた。

 境内を進むと住職さんと思しき人が、親切にも「奥に行くとミズバショウが満開だよ」と教えてくれる。それではと、境内を進みきれいに手入れしてあるお庭に入ると池いっぱいの満開の花が広がっていました。上から垂れる桜との構成的な調和が素晴らしい。住職さんが鳴らす鐘を音を聞きながら、身と心を清める一瞬でした。

2009年4月16日木曜日

土地引渡し

 土地契約から一ヶ月チョットたち、先日引渡しが完了した。土地は地目が畑であるため、通常は作物を育てる目的以外では利用できない、と農地法で厳しく定められている。これを住居を建てるなどの他の目的で利用する場合は、事前に転用申請をして農業委員会にかけられ、県知事名の許可が必要となる。むやみに農地を宅地開発しないようにとの配慮である。

 その許可も無事いただき、晴れて土地の所有者となりました。

 転用申請時に利用目的を記載したのでそれに基づいた利用方法を実行することが求められる。それに向けてがんばらなくてはならない。勉強にしろ仕事にしろ外圧がないと実行しない自分の性格を考えると、ちょうど良いのかもしれない。

 昨夕、司法書士の方が書類を持ってきてくださいました。そこで新しい発見。紙の権利証(正式には「登録済証」と言うらしい)というものが無くなっちゃったのです。実印を押した記憶がないのに、どうして手続きが完了しちゃったのかとの疑問もこれで解決。

 日本の土地所有の情報を全部オンラインで管理できるようになったため、正本はコンピュータ上のデータであるという認識になったためらしい。手元に残るのは、「登録識別情報」と呼ばれる12桁のパスワードを記述した紙だ。目隠しシールがしてあるので、通常は見ることはできない。でも、簡単にはがす事ができので見ようと思えば見ることはできる。このパスワードを見られると、以前の権利証を盗まれたと同じ効果だという。

 なんか安全上これで良いのでしょうか?と大きな不安。ある日、何気なく見たらシールが剥がしてあったなんてことになったら、どうすれば良いのでしょう。また、将来の可能性として何かの手続きは司法書士の方にお願いするわけで、その場合、担当者は手続き完了後都合よくパスワードを忘却できるのでしょうかね。権利証なら紙が戻ってくれば安全な感じがするけど、記憶は強制消去できわけだし、、。

とりあえず、このパスワードの紙は厳重に締まっておくことにしましょ。

2009年4月15日水曜日

マーマレード

 先週横浜に帰った折に、偶然二人の方から夏みかんや三宝柑をいただいた。それも一人じゃ持てないぐらいの量を。早々に原村でマーマレード作りを励みました。二日もかかりました。

 朝はパン派である、我が家は。コーヒー、トーストはほぼ毎日いただきます。トーストにはマーマレードが欠かせない。バターも良いけど、コレストロールが気になるの年代になりました。マーガリンの安全性に疑問があるとか無いとか?イチゴジャムは子供用のイメージ。

 スーパーで買うマーマレードは、水っぽいというか、水あめっぽい。ミカン自身が持つペクチンでのトロミじゃなきゃダメです。苦さももほとんど無く、爽やかさが物足りない。やはり、手作りのマーマレードに勝るものは無いのです。

 マーマレードは、ミカン類ならなんでもOKなのだけど、スーパーで売っている奴は農薬やらワックスを使っていると言われると、これで作るわけには行かない。ウジスジョウがちゃんとしているのでしか作ることはできないのです。今回いただいたミカンたちはその点問題無し。

 マーマレード作りは、手間がかかります。実をほぐし、皮を刻み、一晩水に漬け置き、薄皮とワタワタを煮込んでペクチンを抽出し、苦味をとるために皮の煮こぼしを2回、皮・果汁・ペクチン・ガーゼに包んだ種をナベで煮て、グラニュー糖を入れ、ビンを煮沸消毒し、瓶詰め、最後にラベル作り。

 でも苦労のしがいのある結果を得ることができました。貴重な果実の提供者と太陽の恵みに感謝です。

2009年4月11日土曜日

神田川

 今年の桜は開花宣言は早かったけど、その後に冷え込んで晴天が続きと良い条件がそろったため長く楽しめますね。横浜では、今日明日の週末も十分お花見ができる感じです。今夜に原村に戻るので、そこでももう一度お花見ができ、今年はさらに長く楽しめると喜んでいます。

 昨日はお知り合いに会いに出かけその帰り、神田川の川べりを散策してきました。桜はかなり散っちゃったけど、花びらが川を彩ってとてもきれい。道を歩いているおじさんが、花イカダと言うんだと教えてくれた。

 
神田川と言えば、我々の世代はかぐや姫の「小さな石けん、カタカタなあった~♪」を思い出しますよね。ちょうど東京で働き始めたころ、アパートに風呂がなくて、銭湯に通っていた。当時はドンドン料金が値上がって155円だったな、なんてことを今でも覚えている。現在のニョウボ殿と出口で待ち合わせていましたよ、あの歌のように。違いは待っているのが主に男の方だった。


 そんな神田川も、実は見る機会はほとんどなくこれが初めてかもしれない。絵に描いたように塀の上に猫がいたり、ロボットのように律儀に歩く陸ガメがいたりで興味が尽きません。


 旧田中角栄邸跡の公園と通り、椿山荘の脇の小道を過ぎ、江戸川橋までの工程でした。

2009年4月7日火曜日

砥部焼

 松山の近く、車で30分も走ると砥部焼(とべやき)の産地である砥部町がある。ここまで来て、絶対にはずせないとイソイソと連れて行ってもらいました。

 奈良・平安時代から砥石の産地で、伊予砥として各地に送り出していた。その際に出る砥屑をたいへんな労力で処理していたとか。江戸時代になり、その屑で磁器ができると思いついた人がいたんですね。その後、多くの苦労を重ね立派な白磁器の生産が可能になったのだ。ゴミが転じてお宝になるというリサイクル時代の鏡のような話だ。

 白状すれば、その地にそのような産地があるとは訪問するまで全く知識がなく、砥部焼陶芸館という展示場に着いたら、家でよく見る食器に似たものがいっぱい並んでいた。「そういうことか」と納得した次第。

 トイレにも立派な洗面ボールが並んでいた。思わずパチリ。こんなのがあれば良いねと。

 別の展示場「炎の里」の裏には工場があり、実際の陶磁器作成をやっていて、気楽に見学する事ができる。ロクロと型を使っているので、粘土を形にするのに5分もかからない。こちとら陶芸倶楽部でやった時はひとつに半日もかかっているのに、と自分の技量を省みない文句。

 我が連れ合いは、わき目も振らず館内を隈なく物色。無事戦利品を確保しました。何をゲットしたかは、当建築物が完成の暁に訪問され、その際のお楽しみに。必ずや、その因縁のご説明があるものと信じます。
 

2009年4月3日金曜日

内子

 数日前から愛媛県松山に来ています。山と海に囲まれた平野が広がる土地だ。飛行機からみたらぼっちゃん球場が印象的だった。四国九州リーグも間もなく開幕とのこと。こちらのローカル紙では、地元球団の選手全員の顔写真とともに特集されている。 昔の街並みを保存してある地「内子(うちこ)」に連れて行ってもらい散策。ここは、ロウソクとカイコで栄えた街であるという。かつては方々の商人がここで多くの取引をして大規模な商売を展開していたのでしょう。建っている建物がとても立派なものばかり。使っている建材がとても年季が入ってしっかりしている。これを廃材として、我が家建築に利用できると良いのに勝手な希望を言ってみたくなる。 観光客向けの和ろうそくのお店に興味を持った。奥で今でも職人さんがロウソクを手作りしている。店先でその工程をざっと説明している。曰く「芯を和紙、イグサ、真綿で作る。そのまわりを溶けたロウを素手でバームクーヘンのようになすりつけていく」のだそうだ。ロウは50度という。やけどするでしょ、見る人は当然の心配。 和ろうそくは、燃えている時にちょっと芯を切ってやると、炎が大きくなったり、揺れたりでその表情が変化する。これも手作りの味を出しているわけですね。