2009年2月28日土曜日

周辺の散歩道

 全国的に雪となった昨日こちら原村も午前中は雪。午後からはミゾレとなった。そして今日は久々の太陽が顔を出した。検討している土地の周りを散策してみようと弁当を作って出かけました。

 以前は、家の窓から360度景色の土地が良いと思っていたけど、今は林を背負った方が暮らしやすい、特に吹く風対策にはそれが必須だと思い直している。そのため、良い景色は散歩のおりに、見られることが我が土地取得の条件だ。

 今日は空に雲が多いので、残念ながら見えない山々も多い。八ヶ岳、北アルプスは良く見える。富士山はダメ。南アルプスも山頂の雲がかかっていて見ることができない。

 標高1,100メートルを堺に上は、まだまだ多くの雪が残っている。昨日降った雪が木の上に積もり、それが未明の冷えで凍りついて樹氷となっている。太陽があたるとキラキラしてきれいだ。森に入るとそれが解けてきてボトボトと降ってくる。時より首筋を直撃し、冷たい思いをさせられる。

 日向に出れば、太陽のおかげでポカポカと暖か。持ってきた弁当とポットに入れた熱い紅茶がおいしかった。もうすぐ春ですかね。

2009年2月25日水曜日

森の景色

 暖冬の今年、今日も積もった雪の上に冷たい雨が降っている。このような日は土地の水はけを見るには絶好のコンディションと出かけた。

 候補となる土地は森に囲まれたところが多く、そのアプローチは舗装がされていない道路が普通。今日通ると道の中心は雪がまだ残っていて、2本のわだちがドロドロになっている。ところどころ大きな水たまりがあって、タイヤがはまっちゃうかもしれないと不安がよぎる。車のおなかをこする音がして別の不安も出てくる。やはり田舎じゃ、SUVじゃないとダメかも。4WDだけじゃなくて、高い車高がこういうときに必要なんです。

 不安とは別に、普段と違う景色の楽しみもある。霧が立ち込めていて、木の間をゆっくり流れるのはとても幻想的。しっとりした感覚が自分を包みます。この世に自分しかいないような、、。

2009年2月22日日曜日

原村へバスで行く方法は?

 原村を歩いていると時々バスが走っているを見る。Highland Shuttleと書いてある白くすっきりした車体だ。でも残念ながら乗っている人をほとんど見た事が無い。以前役場の人と面談した時、バスが廃線の危機だと仰っていた。もしそうなれば、お年寄りや十代の若い人たちには大きな影響があるだろう。

 どのような経路で走っているのか、時刻表は?とインターネットで調べてみた。その結果、実はよくわからないのである。探し出した時刻表はあまりに大雑把なのだ。現在の家の近くにもバス停はあるし、村役場の前にも「原村農協前」というバス停がある。これらは、茅野駅と樅の木荘の間のどこかにあるはずだが、、。

 こちらに住んでいる人はわかっているので問題ないのかもしれないけど、県外の人にはチョット不親切のように感じる。ほとんどの人は自家用車を利用するので問題視することもないのかもしれないけど、公共交通機関を利用しようとする人にとっては出鼻をくじかれた感じになるだろうなと、余計な心配をしてしまう。

 時刻表によると、茅野駅から樅の木荘は43分掛かる。距離は10Kmぐらいしかないのに。時速15Kmにもならないのか。これもチョットね。でもしようがないのかなあ。

 今週頭に、中央高速バスで東京に出かけた。中央道原という中央高速のバス停まで車で送ってもらって、そこからバスに乗り換える。新宿まで約2時間半。ちょっと居眠りをしたらもう着いたという感じ。バス停には乗り捨てできるよう無料の駐車場もあるので、こちらで車を持っている人には便利な移動手段だ。第一安いのがありがたい。

2009年2月18日水曜日

合併浄化槽

 原村はじめこちら八ヶ岳周辺地域において下水道の普及に努力はしているようだが、その速度はそんなには速くない。これまで検討してきた土地の多くは合併浄化槽の設置が必要だ。

 そこで浄化槽の知識を得るために図書館で「合併浄化槽入門」という本を借りて読んでみた。その本の中で著者は合併浄化槽の方が社会的なコスト安になるとの主張をしている。

 基本的に下水であろうが、浄化槽であろうが、排水を浄化して最終的に川や海にもどす原理は同じ。バクテリアの力を借りています。違いは、浄化を地域でまとめやるか、各戸でやるかであるという。下水道を引くコストは膨大なものになり、その多くは税金で賄われている。都会なら家が集中しているので効率よく施設できるが、人口密度の低い地域では一人当たりのコストは当然大きい。

 したがって、田舎では家ごとで浄化をした方が効率が良い、と納得のいく主張に思える。下水があるのが当り前。それができていない地方は遅れていると思っていた自分を反省しました。

 ところで合併浄化槽の合併とは、何であるかおわかりでしょうか。それは、し尿とそれ以外の台所や風呂などの生活排水を分けて考えていた時期があり、それらを全部集めてつまり「合併」して処理するということなのだ。以前は、し尿だけを処理する「単独」浄化槽があって、それ以外の排水は垂れ流しにしていた。それを改善した浄化槽との意味なのだそうです。

 現在の浄化槽の進化は目を見張るものだ。浄化された水に金魚が住めるほど、もっと言えば、人間が飲んでも問題ないレベルだそうだ。正にリサイクルなのです。心情的にはチョット飲む気はありませんが。スペースシャトルの乗務員は今後そのような境遇になるとニュースで読み少し気の毒になりました。

 浄化槽の設置には村から援助があるそうです。「下水道がない。税金の用途が不公平だ!」と文句は言わないようしなればいけません。

2009年2月14日土曜日

生活水の確保

 土地探しをしている時にチェックすべき項目に、上水道か井戸かと生活水の確保をどうるするかは大きな問題だ。横浜にいれば水道が当然だが、こちらでは水道が来ているかどうか。

 今は引かれていなくても、近くに水道の主幹が来ていれば、購入後に引くことができる。自己負担の場合と、料金が既に土地代に含まれている場合と様々だ。その距離に応じて金額も変わってくる。主幹が二車線の道路だったら、舗装修復は道半分で良いけど、一車線の場合は前面修復になるとか、場合場合によって色々だそうだ。土地購入価格の他に何百万も必要なこともあるという。

 私道に水道が引かれていて先住者が負担している場合、それに分岐するように自分の土地に水道を引くことになる。その場合、先住者が引いた料金のある部分をこちらが負担することもある。

 井戸の場合も複雑だ。井戸を掘るには、近隣の同意を取らなくてはならない場合とか、何メートル掘れば水が出るか、水が出ても水質が良いかどうか。場合によってはより深く掘らなくては飲料に適した水が得られない場合もあるとも聞く。その場その場で判断をしていくことが多い。10メートルを超える深い井戸は基本的に禁止する地域もある。その地域の人たちの同意を求めてやっと深く掘れるという。土地を所有しても、水は共有財産という考え方なのだろう。

 次に、排水の問題も大きい。下水道が通っている土地の方が珍しく。ほとんどの土地が合併浄化槽を自分の負担で引くことになる。浄化槽については、後日にする。

 現在借りているアパートは、汲み取り式のトイレになっている。2~3ヶ月ごとに、あの昔懐かしいバキュームカーに登場をお願いしなければならない。便器自体は洋風に変えてあり、お尻洗浄器も設置されているので利用方法は、水洗トイレとほとんど変わらない。でも使用後に流す水量が圧倒的に違う。レバーを引いてもチョロと出るだけ。水洗トイレのようにジャアーーとはならないのだ。それはそれは物足らない感じです。

 便器の底に蓋が付いていて用を足すとその重みで蓋が下がり、モノが落ちるとパカッとまたしまる。これにより、昔あったポットン式に比べ、匂いに関しては相当改善されているのでありがたい。
 

2009年2月9日月曜日

阿弥陀岳

 今日も新しい不動産屋さんにお願いして土地探し。原村周辺を中心の案内をしていただいた。原村の物件はこれまで見た数が多くなかった。村自体そんなに大きくないし、住民の方は豊かなので売り物件がそんなに多くないと以前言われて、そんなものか思っていた。でも探せばそれなりにあるものだと認識を新たにした日でした。

 その帰り道、案内をしたいただいた担当の方が突然「八ヶ岳の山のひとつ阿弥陀岳はご存知ですよね。それが犬に見えるんですよ。わかります?」と言われた。「んんー。そうですか?」一生懸命説明してくれるのですが、残念ながらそうは見えない。「じゃあ次回までの宿題にしましょう」と分かれた。

 家に帰って以前撮った写真を見ていると突然見えたのです。こう見えたのですが、どうでしょう。担当の方の説明のとおりかどうか。一度そう見えるとずっとそうとしか見えなくなると、脳学者の茂木健一郎さんがテレビで言ったような。確かにそうですね。明日実物で見てみよっと。

2009年2月8日日曜日

湧水

 本日も別の物件を朝からチェック。田園風景が広がる南西にゆったり下る土地。そのため南アルプスの山々と自分との間が大きく感じる空間だ。朝日の照らし方がどうなるか気になるところだったが、敷地内の木を伐採すれば、そこそこの日差しは望めることを確認した。北に林を背負っているので八ヶ岳おろしは大丈夫だろう。

 心配事は、敷地内に水溜りがあること。丘を削って平らにして畑にしたところ。その傾斜下に湧水なのか今日も水が溜まっている。ここ数日に案内していただいた物件に水はけが悪そうなものが続いているので、関心が強いのかもしれない。

 横浜で市民農園をやっていて、自分の区画周辺が特に水はけが悪かった経験がある。ジャガイモのような地中に養分を貯める植物はほとんど実る前に腐ってしまった。家だって湿気が高ければ傷みも早い。この問題を解決しないと決断はできない。

 いろいろな問題があります、土地探しには。
 

2009年2月7日土曜日

朝の散歩

 朝の散歩を兼ねて、昨日見た物件を夫婦二人でブラブラ。

 土地は開発されていなので、下草がボウボウでトゲのある細い木が行く手を邪魔する。雪がまだ少し残っている。水が溜まっていてグチャグチャのところもある。うっすら凍っているので、そっと乗れば大丈夫なところもある。そんな敷地内を図面を片手に境界を確認する。

 いろいろな樹木もニョキニョキ生えている。ちょうど東側に杉の木がこんもり生えているので、この時間だとここは日陰になっちゃうなあとか、ここは敷地内だから伐採しちゃえばここの日当たりは良いよね。水はけは大丈夫かなあ? 駐車場はこの辺りにして、母屋はここ。コンサバトリーをつければポカポカだ、などと想像を巡らす楽しい時間でした。

 ふっと目を上げれば遠くに北アルプスが、遙かにそして見事に見える朝でした。

2009年2月6日金曜日

鹿の糞

 原村に帰って土地探しを続行中です。以前からの不動産屋さんやら新たにインターネットで見つけた不動産さんに案内のお願いをする昨今。次から次といろいろな物件があるものですと感心する。

 見せてもらった物件を見終わってブラブラしていると、実は以前見せてもらった物件のすぐ近くだったと気づくこともしばしば。探し出した当初は土地勘が無いまま、案内されていたのでそれがどこかのイメージが無かったのでしょう。今ならおおよその位置がわかるようになりました。

 本日も新たな物件を見せてもらいました。標高1,150メートルとチョット高めのロケーション。すく近くに農業用水のため池があり、そこから小川が敷地内を流れるほぼ平坦な土地だ。森に囲まれていて、遠くに南アルプスの稜線が見える。かなりの好印象だ。

 敷地を散策していると、いたるところに何やら黒い粒がポトポトと。デジカメで撮って家で早々に検索。想像どおり鹿のフンのようだ。奈良名物のお菓子に「鹿のふん」というのがあったと思うけど、それにそっくりな綺麗な粒々です。

 鹿が出るということは、野菜作りあやうしの危惧あり。自然が豊かと喜んでばかりいられません。