2008年2月28日木曜日

OMソーラー その2

 二週連続でOMソーラーのオープンハウスに行ってきました。前回は、建って2目の新しい建物。今度は10年前に建てた家とのこと。

 かなり大きな敷地面積でした。建物に入ってまずの印象は、なんとなくポカポカ。やわらかい暖かさを感じるのです。スリッパも必要がない。床がそこはかとなく暖かい。包まれる空気や壁全体が暖かいのです。奥様に話を伺うと、暖気の床下吹き出し口がトイレ近くにあるため、家の中でここがまず暖まるので、トイレや風呂に入るときにブルブルしないとか。羨ましいかぎりです。

 家中が暖かいので、野菜や漬物などを置く場所に困るとか。暖気が行かないような物置を作るべきだったとの弁。逆の発想も必要なのでしょう。考えたら、我が家の冷蔵庫だってストーブ焚いた部屋で一生懸命冷やすために電気を費やしている。無駄な感じがしますよね。言わば自然冷蔵庫を設置するアイディアはいただきです。

 写真は、この家にあるOMソーラーの心臓部。屋根のすぐ下に設置してある。電子部品の裏側に屋根の暖気が通る管が見える。向こう側に行く管が夏の排気用、こちら側に来ているのが床下に行く冬用の送風管ですね。暑い時期は内部を流れる空気の温度が50℃以上にもなるとか。

2008年2月18日月曜日

OMソーラー

 近くでOMソーラーの展示会があったので、散歩を兼ねて出かけて来た。実際にお住まいになっている家で今年で2年目、2回目の冬を越すことになるとのこと。施工を手がけた工務店の方が現地にいらっしゃって案内をしていただいた。一階寝室・子供部屋から二階リビング、そして屋根裏まで全部を見せていただいた。

 冬は太陽により屋根下の空気を暖めて、それをダクトで一階床下に送風する。ダクト途中のラジエーターでも温水作りの熱交換をする。外に300リッターの温水タンクがあり、必要ならば都市ガスで適温に熱せられる。ダクトから床下に送られた空気は地下のコンクリートで蓄熱。そして一階の部屋床に設置された送風口から出てくる。送風口で空気の温度が低ければ、温水タンクの水がパイプで送れているので、これで暖めて適温にする。屋根に当たる太陽の熱を利用して部屋全体を暖めるシステムで、足らない分をガスで補ってやるといった感じである。

太陽の熱がどれほどなのか、現地では実感できなかったが、我が家の屋根裏に上がれば実感できる。冬でも日中はほんのり暖かい。夏ともなると正にサウナ状態になる。この熱をうまく床下から家全体に循環してやろうという考えでしょう。

 OMソーラーにするかどうかは別にして、床下をまず暖めてその空気を床にある送風口から出す方式は、気に入っている。床自体も冷たくなく。変な風の流れもなく。一番良いところは、家全体が暖まり寒い部屋がないこと。トイレに行くときも寒い思いをしなくてよいのです。

 ご主人奥様ともお話ができ、本当に家のことが気に入っている様子でした。光熱費ついて尋ねると、ガスと電気代とも我が家の60%から70%程度のコストのよう。家の大きさは現在の我が家と同じぐらいだと思うので、かなりの節約になりますね。

2008年2月16日土曜日

オープン・キッチン2

 八ヶ岳方面はそんなに雪は深くなさそうだけど道路がところどころ凍っているようなので、北国初心者としては自嘲して、土地探しを小休止。代わりに建物のイメージを広げるために、港北にあるIKEYAに出かけた。

 IKEYAはスウェーデンの家具会社で、これまでの日本のものとは違うデザイン・イメージがあってモダンな感じなものから、田舎風なものまである。いろいろなパターンが展示されているので、それを見ながら実際の自分の好みを確認することができる。

 キッチンはオープン形式が良いと思っているが、どうレイアウトするとそれができるかが関心事だ。カウンターでキッチンを仕切る方法は、料理は片付けの様子が隔離されるので、訪問者にくつろいだ雰囲気が提供できるように思う。反面、訪問者にキッチンを利用してもらうような場合に抵抗感が出るかもしれない。

 アイランドを置くようなレイアウトにすると、例えばみんなで料理つくりを楽しむようなイベントをするときは、使い勝手が良いように感じる。

そんなことをああでもない。こうでもないと考えたり、話し合ったりの時間でした。

2008年2月15日金曜日

八ヶ岳おろし

 日本が西高東低の気圧配置に囲まれると、八ヶ岳の南麓では強い冷たい北風が吹く。地元ではこれを八ヶ岳おろしと呼ぶ。北アルプスの北側で湿った空気は雪になるので、八ヶ岳には乾いた空気となりからっと晴れる。これが晴天率が高い理由だ。大西洋側の地域の天気と似ているのだけれど、大きな違いは気温の低さだ。そのが原因でいろいろ支障がでる。

 この地域に雪が全く降らないわけではなく、移動低気圧が通るなどして条件がそろえば当然雪が降る。それに続いて八ヶ岳おろしとなると、雪がずっと残り、その雪が踏み固められてカチカチに凍ってしまう。幹線道路は雪かきが行われるのでほとんど問題はないのだけど、一部日陰になったところはアイスバーンになってしまう。そればカーブだと始末が悪い。スタッドレスも役に立たないの運転には充分な注意が必要となる。

 土地を探すにあたって、景観を求めて360度何も遮る林がない場所だと、この八ヶ岳おろしが心配になるようだ。強く冷たい風の対策を建物に充分行う必要がある。理想は、北側に防風林を背負い、太陽の恵みを南に開けた土地なのだが、それだとあの美しい八ヶ岳の山並みを見る事ができないしね、、、。

2008年2月12日火曜日

暖房は薪ストーブ?

 田舎に行ったら暖房は薪ストーブだよねと決めていた。氷点下になる気温。薪の燃える威力でガンガン暖めれば家中が温まる。なけなしの金をはたいてログハウスにしたら、断熱効果も効いて快適な空間が得られると思っていた。

 ところが先日案内してもらった八ヶ岳にある建物に行って、ちょっと考えを改めねばと思うことになった。現地案内人曰く、「薪ストーブは、趣味で使うなら良いけど、実用的じゃありません。労力が大変だしコストも。わが社で勧める断熱処理とオール電化の暖房で充分低コストの暖房が実現できますよ。」とのこと。聞いた時点時点では何を言ってるのと思ったのですけどね。

 まずは、その案内人の自宅を拝見。深夜電気による蓄熱式の暖房機により床下を暖め、その空気を窓際の送風口からリビングに送る方式。実際の部屋に入るとほんのり暖かい感じで、変な暖気や寒気を感じることも無い。深夜電力の低料金のおかげで、月の支払いは1万円程度との事。これで4人家族の炊事、お風呂、暖房すべてを賄っているということ。我が自宅じゃ、電気代だけでそれをゆうに超えているしガス代が別に必要だ。どうこと?って言う感じ。断熱を効果的に行うことに暖房費を相当抑える事ができるとのこと。外は零下にもなる気候でもである。

 次に訪ねた建物で断熱処理の効果を実感した。そこは別荘なんだけど、今年になって一度も家主が来ていないとのこと。当然、暖房は一斉入れていない。建物に入ると外気とは違う空気がそこに。上着を脱いでもオッケーな気温。フローリングの床も裸足でもまあまあという環境だった。しっかり断熱処理をやれば、暖房も少なくてすむのだね。

 そうは言っても薪ストーブは欲しいよね。だから補助的に使えば良いじゃんと納得の日でした。

2008年2月8日金曜日

雪道のドライブ

 昨日も日帰りで土地探し。現地の方に数箇所案内していただいた。今回は建築事務所の営業の方にお願いしたので、建物のこともいろいろ話を伺えて非常に有意義だった。

 首都圏でも今シーズン3回目の雪が降った。その翌日で、空はきれいに晴れ上がっている。八ヶ岳南麓での雪の状態を見るためにも行ってみるべきとの思いがあった。愛車は11年間のほとんどオーナーとしてのお世話をしてないセフィーロ・ワゴン。タイヤはノーマル・タイヤ。一応チェーンは持っているが、取り付けるのに四苦八苦。なるべく付けないで走りたい派の私である。

 結論から言えば、中央高速はもちろん主要道路は、何も問題もない。ほぼ雪かきがされているので大体の移動に支障はない。ただ、雪かきがされいない脇の道に入ると雪が30cmも積もっていたり、凍結していたりで身動きが取れないことになると思われる。思われるというのは、実際のところはわからないから。当方の装備や運転者技術ではムリと承知して、ハナっからそういうところには行かないのが賢明と言うもの。

 当然のように土地探しは、現地案内人の車に乗せていただきました。現地での生活が始まれば、ちゃんとスタッドレス・タイヤを履き、それなりに慣れてくるでしょう、多分。何とかなると感触は得たのが今回の収穫。物件のこれから検討を進めたいものが2件。その詳細は後日に。

2008年2月5日火曜日

土地の条件 - 朝日か夕日か

 景観は、土地の良し悪しを決める大きな要素だ。八ヶ岳南麓だと、北に八ヶ岳、西南方面に南アルプスの山並み、東南に富士山、東に秩父の山々が見える。このうち一つでも見えれば景観の最低条件はクリアすると思っているが、朝日が見えた方が良いか、夕日が見えた方が良いか意見が分かれる。

 日の出は、一日の始まりで頑張るぞという希望を膨らませるエネルギーに満ちている。日の入りは、ちょっと感傷的で今日一日頑張ったねと自分への労いを感じる時間をくれる。ニョウボは疑いなく夕日ファンで、これが見える土地には高得点を与える。自分は、大きな差は無いけど子どもの頃の思い出があって僅差で夕日かな。

 小学校の頃、そろばん塾に通っていて、それが夕方から始まる。夕焼けの空を見ながら自転車で急いだ。透き通る空をバックに赤、橙色、そして濃紺の雲が散らばっている光景がちょうど、海に浮かぶ島々に見える。自分はそれを俯瞰しながら空を飛んでいる空想をした。今でも夕焼けを見るとその時の感覚が戻ってくる。

 明野の土地を見に行った時、西南方向に広がる南アルプスの雄大な景色に感動。午後4時前だったかな、甲斐駒ケ岳あたりに沈む夕日がそれはそれは幻想的。これを毎日見る事ができるのは本当に幸せだろうなと思う。

 今の生活では、朝ゆっくりしているので日の出を見るチャンスがほとんど無い。そのため、その魅力に気が付いてないのかもしれない。田舎に住めば、そうはいかなくなるとしたら朝日も重要かも、とまた悩む。